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その後、恋白くんは素直に私のあとをついてきて、家に入るなりソファに 倒れ込んで寝てしまった。
あの川辺に何日いたのかは知らないけど、寝る環境が悪くてあまり寝れて いなかったんだな、と思うことにした。
私がその間に得意料理のレトルトカレー(?)を作った(温めた)ら、いい匂いのせいなのかバサンッと勢いよく起き上がってこちらに来た。
私が「どうぞ」って言ったら、ちゃんと手を合わせていただきますをしてから食べ始めた。
ちゃんと教育はされてたんだ、って安心した。
その後、お風呂に入ってでてきたら、思ったより白くてトゥヤトゥヤの髪が現れてすごかったな、、。
その後はちゃんとお布団にいれて眠らせてあげました。
翌朝
ゆいん
恋白くんは暖かそうな布団の中でぐっすりと眠っている。
ゆいん
ゆいん
私は、フライパンを取り出して油をひいた。 卵に少し味を付けて、フライパンに流し込む。
ほんのり甘いようないい匂いが広がり、ジューッという良い音も響く。
と、同時にピーッという炊飯器の音。
ゆいん
机に二つのお茶碗とお皿を並べる。
ゆいん
ゆいん
ゆいん
私は恋白くんを起こそうと後ろを振り向くと、 何かにぶつかって思わず声がでる。
ゆいん
恋白
恋白くんだった。
恋白くんは小さな声でおはようと言ってくれた。私には「はよ」としか 聞こえなかったけど。恋白くんはそんな私から机の上のご飯に視線を移す。
そのとたんに目が青から黄色に変わり、あまり表情は読み取れないが、 キラキラした顔からなんだか嬉しそうな感じが伝わってきた。
ゆいん
私は恋白くんの背中をぐいぐいおして、向かいの席に座らせる。
恋白
私も席に座り、恋白くんと向かい合う。
ゆいん
私が手を合わせて言うと、恋白くんは私を見る。
ゆいん
恋白くんは私に頭を下げてからいただきますをした。
ゆいん
恋白くんはパクパクと食べ進め、お茶碗の中のお米はどんどん減っていく。
ゆいん
恋白くんはお茶碗と箸を止め、こちらをみる。
ゆいん
恋白
ゆいん
恋白
ゆいん
恋白くんは数秒うつむいた後、顔を上げて小さな声で話し始めた。
恋白
恋白
ゆいん
恋白くんの目の色は、黄色から水色へ変わる。
恋白
恋白
恋白
恋白くんの目から涙がおちる。
ゆいん
恋白くんは無言のまま涙をパーカーの袖でふいている。
ゆいん