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ちょっぴりひんやりするお話

第7話 - ちょっぴりひんやりするお話 7

2020年05月27日

#ひんやり

#怖い話

#ミニ

#短編

#サクッと

Rian♡☆

お話屋

大きなところほど

お話屋

秘密も大きい。

お話屋

なんて、当たり前か、

お話屋

あっ

お話屋

いらっしゃい

お話屋

おかけになって、

お話屋

お話おきかせ願えるかしら？

○○

ええ、

○○

じゃあ早速、

○○

私は世にいう、令嬢でした。

○○

結構、有名なところで

○○

なので、当然、お家も広かったです。

○○

お部屋も沢山あって、

○○

なので、入ったことのない部屋も沢山あったんです。

○○

私は幼い頃から、父に言われていたことがあったんです。

○○

もちろん、基礎的なことなど、教育の面でも、ありますが、

○○

二階の1番奥の部屋には、入らない。

○○

ということでした。

○○

そのような事を言われると逆に、入りたくなってしまうものですが、

○○

あまりにも真剣な眼差しで言ってきたので、

○○

どうして？とはとてもきけませんでした。

○○

幼い頃でも分かりました。

○○

怖いほどに圧をかけていて、

○○

目で、何も聞くな、と言っているようでした。

○○

それ以外では本当に優しい、お父さんだったので怖かったです。

○○

しかもその部屋は、

○○

父と母しか入ることが許されなくて、

○○

掃除も、母が自らしていました。

○○

家政婦でも、入れないだなんて、

○○

本当に気になって仕方がなかったのですが、

○○

ある日、

○○

ちょうど、家に、家族がいなくて、

○○

お手伝いさんも、少なかったんで

○○

暇なこともあり、ちょっとした、探検をしたんです。

○○

その時に、最後の部屋として、その扉の前に来た時、

○○

ビックリしました。

○○

そこら辺だけ空気が明らかに違うんです。

○○

ヒヤッとした、ゾワゾワとするような、

○○

気味の悪い空間でした

○○

父の言われたことを忘れた訳ではありませんでしたが、

○○

この機会を逃してしまったら、

○○

二度とはいることは出来なくなるのではないか、

○○

と思って、

○○

ついに、入ったんです。

○○

そしたら、

○○

扉を開けた瞬間、

○○

とてつもなく、泣きたくなりました。

○○

さっきまでの薄気味悪い感じが、

○○

増して、

○○

震えが止まらなくなりました、

○○

それは、怖いというのもありますが、

○○

とてつもなく寒かったんです。

○○

大きな冷凍庫の中にいるような、そんな感じでした。

○○

もう、引き返そうか、と悩んだんですが、

○○

やっぱり、今ここで、チャンスを逃してしまったら、

○○

後悔すると思い、

○○

本当に決心を固めました。

○○

それで、扉を開けたんですけど、

○○

その部屋は大きいなんて比じゃないぐらい大きかったんです。

○○

しかも、

○○

中には、同じような扉が、沢山あって、

○○

廊下のような感じでした。

○○

部屋の中央程まできたら

○○

何か鉄のような異臭がしてきたんです。

○○

それで、扉の近くまで行くと、その匂いが強くなって、

○○

私分かったんです。

○○

その匂いは血に似てるって、

○○

それで私、思い切って開けてみたんてす

○○

そしたら、血の塊が沢山、やまずみにされてました。

○○

もう私、どうしたらいいのか分からなくなっちゃって、腰が抜けそうになって、

○○

それできずいたんです。

○○

これは人間の肉（内臓）の一部なんだって、

○○

だから、他の部屋も、全部開けてみたんです。

○○

そしたら、

○○

肝臓、心臓、腸、肺、腎臓、皮膚、目、脳、、、

○○

たくさんありました。

○○

もう分かってると思うんですけど、

○○

一つ一つの身体の部位がそれぞれ、決められた部屋に入ってるんです。

○○

だから、それらが腐らないように、冷凍保存してるんですね。

○○

でも、それを見た時は、しょうげき的でした。

○○

だって、

○○

最近いなくなった家政婦もその中にいたんですから、

○○

あっそれが分かったのは、

○○

もちろん、うちの家政婦の服があったっていうのも、そうなんですけど、

○○

何よりもわかったのが、

○○

その部屋の、正面に大きく、名前が書かれてたんです。

○○

どうして殺したのか、その時は分からなかったんですけど、

○○

今思えば、

○○

父は昔から、お堅い人として有名だったんです。

○○

ですが、気に入らない人を殺していたなんて、

○○

最悪ですね。

○○

もうどうにもなりませんけど。

○○

でも、ショックでした。

○○

あんなに優しい顔をしてくれていたのは嘘だったのか？

○○

って、

○○

まあ、今となっちゃ、どうでもいいんですけど、

○○

私最近、この口調をどうにか、直そうと頑張ってるんです。

○○

まだ、時々、あの頃の名残で出てしまうんですけど。

○○

まぁ、頑張ります。気長に。

○○

時間は永遠に。

○○

ですからね。

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