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暇 懐
大きく欠伸しながら、目を覚ます
周囲の仄かな冷気が背筋を震わせた
暇 懐
忙しなく過ぎていった日々
気づけばあめと出会ってから2ヶ月が経過しようとしている
カーテンを開けるとそこには冬の終盤だと思わせる景色が広がっていた
2月も、もうすぐ終わる
本当にあっという間だ
高2の終わりということもあって
クラスの雰囲気は段々と受験モードになってきた
朝行けば既に勉強してる奴らとかもいる
そんな奴らに紛れ
珍しく単語帳に目を向けていたいるまもこちらを向いてくれた
紫野 いるま
暇 懐
気怠げに開いた檸檬色の瞳を見ていると
ふとあの桃色が頭に浮かぶ
暇 懐
紫野 いるま
暇 懐
なるほど
いつもだったら朝から喧嘩っプルしてんのになとは思ったけど
だから1人で勉強してんのね
暇 懐
紫野 いるま
紫野 いるま
暇 懐
らんを心配しつつ
今日も何処か甘い雰囲気を感じ取りながら席に座る
俺もそろそろ勉強しないとな
と、珍しく単語帳を開き朝から眺め始めた
そのとき
ピコンっ
最近見慣れた名前のメッセージから通知が来る
暇 懐
Ame?
Ame?
あめからだった
連絡先を交換してから
俺たちはたまに連絡をしあっては会うような仲になっていた
普通に俺の家でゲームすることもあるし
図書館で勉強したこともある
多分今日もそんな誘いだろう
暇 懐
暇 懐
Ame?
Ame?
暇 懐
暇 懐
Ame?
何やら今日は良い日になりそうだ
ありがとう、あめ
紫野 いるま
暇 懐
紫野 いるま
紫野 いるま
嬉しそう、か
……
暇 懐
暇 懐
紫野 いるま
紫野 いるま
あれ、俺無表情がデフォなんだけど
そんなことある?
思考を巡らせている間にいるまが呟いてきたのは
紫野 いるま
紫野 いるま
好きな奴
好きな奴…?
暇 懐
暇 懐
紫野 いるま
暇 懐
あめに対する気持ちは
あの日への心配なのか
儚さ、危うさに対する興味なのか
暇 懐
わからない
けど…
暇 懐
明らかに、動揺している自分がいるのはわかった
放課後
約束通りゲーセンに向かうと、既にあめの姿があった
Ame?
Ame?
暇 懐
暇 懐
Ame?
暇 懐
Ame?
Ame?
暇 懐
…ここ2ヶ月で分かったこと
Ame?
Ame?
暇 懐
あめは意外とふざけるのが好きで
俺が乗っかると、嬉しそうにすること
Ame?
暇 懐
Ame?
基本は元気いっぱいで
こっちも明るくなれるくらい
ムードメーカーなこと
Ame?
暇 懐
Ame?
俺が動かすクレーンをじっと見つめてるその姿でさえも
何かを考えているのか
何かを願っているのか
暇 懐
時折、儚い表情をすること
暇 懐
Ame?
暇 懐
Ame?
Ame?
隠し事が多いのに
たまに真っ直ぐ気持ちを伝えてくるところが、可愛いこと
たった2ヶ月のことで
その前は…顔も知らない他人だったわけで
だから、まだまだ知らない部分が沢山あるのは知ってる
けど、いるまに指摘されたように
Ame?
本名も知らないあめという女の子に
暇 懐
確実に惹かれ始めている自分がいることは
認めざるを得なかった
おまけ
桃さんの看病に来た紫さん
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
紫野 いるま
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
桃井 蘭
桃井 蘭
書いてて恥ずかしかったです← 末長くお幸せに( . .)"
おまけ 𝒇𝒊𝒏
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