コメント
1件
つきあぅちゃえー!
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
私にここで働けと言わんばかりに言ってくる
でも私には到底無理だ
桜子.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
軽々しく言う月島くん
でも私みたいな障害者を扱ってくれる所なんて ほとんどないのに。
私は目が見える人とは違う世界に住んでいるんだ。
何回自分に言い聞かせてきた事やら。
桜子.
桜子.
月島 蛍.
月島くんは当たり前のように返事をする
少し驚いたがもう一度質問をしてみる
桜子.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
桜子.
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
桜子.
嗚呼
月島くんが好きだ。
今日は初めてのアルバイトの日
無事面接も受かって一応来れたものの
もちろん月島くんの力を借りたから。
本当に感謝しかないな、とつくづく思う。
桜子.
桜子.
桜子.
桜子.
きっと周りから冷たい目で見られている
でもここまで来てしまったらもう何も出来ないのだから。
仕方ない
そう思っていた時だ
誰かが声をかけてくれたのだ
桜子.
桜子.
桜子.
優しそうな人がいて安心した
今日1日なにか役に立つということは 出来なかったかもしれない
でも私なりに努力はした。
冷蔵庫の場所
パンケーキの作り方
果物の切り方
沢山教わった
なんだか自分を新しくしたような気分で
すごく嬉しかった
そして店を出ると
月島 蛍.
月島くんがいる
桜子.
桜子.
桜子.
桜子.
月島 蛍.
月島くんは当たり前のように私と腕を組んで
家まで送ってくれる
まるで付き合ってるような感覚ですごく嬉しい
月島くんは絶対そんなこと思ってないけど
私が勝手に感じてるのは良いよね
と自分に甘えてしまっている。
桜子.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
桜子.
この前の日曜日
私は月島くんと遊園地に行った
すごく楽しくて
あっという間に時間は過ぎていった
そう思いつつも
こんな風に気持ちを伝えられないまま
時間が過ぎていくんだろうなぁと思ってしまった
そんな事はどうでもいい
なんて大嘘
今すぐにでも気持ちを伝えたい
でも自信がないから何も言えない
きっとこのまま時間だけが過ぎていくんだろうな
そう思ってしまった
桜子.
月島 蛍.
別に。
これは月島くんの口癖
私だけが知ってる事だといいな
なんてそんな事を思っていた時
弟の声だ
桜子.
弟は急に声を張った
少し驚いたが一応止めようとするが なかなか話を聞いてくれない
急に雷が降ってきたみたいで
月島くんとのカップルの体験は終了...
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
月島 蛍.
月島 蛍.
桜子.
桜子.
そう思いつつも月島くんが家に居ることに 喜んでいる
何故かさっきから誰も言葉を発しない
いつもはうるさい弟まで
どういう状態なのかは分からないがとりあえず 探りを入れてみることに。
桜子.
桜子.
空気が完全に凍ってしまっている...
何が起きてるのか
誰も教えてくれない
そんな事を思った時
張り詰めた空気にひびが入るように ひとつの声が上がった
月島 蛍.
月島 蛍.
でた
月島くんの煽り
そう思ったところに追い打ちがかかる
月島 蛍.
月島 蛍.
きっとこの煽りに弟は乗ってしまうんだろう
桜子.
桜子.
またそうやって無茶振りを言う弟
相手は高校生なのに
中学生はまだ子供なのかなと思ってしまう
きっと月島くんは大人な対応を...
月島 蛍.
桜子.
桜子.
言ったか言ってないか分からないようなこと 月島くんに分かるわけない。
月島 蛍.
桜子.
どうして分かったのだろう
そんなことでいっぱいなところに第2問と弟が言う
月島 蛍.
この言葉を聞いた瞬間
バレてないと思ってほっとした
だけどなぜか悲しかった
いるのに
私の目の前にいるのに
この問題は弟も不正解だ
桜子.
間違えた
口に出してしまった
もうここまで来てしまったら振り切るしかない...
桜子.
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
月島 蛍.
それだけ言うと月島くんは帰って行った
心がギュッと締め付けられて
今にもちぎれそうなぐらいパンパンで
顔の熱が体全体に伝わるのがよく分かった。
月島 蛍.
月島 蛍.
叶わない恋だって思ってた私。
叶わない恋だって思ってる僕。
でも君のことが好き。
next ❤︎ 700