桜子.
桜子.
桜子.
桜子.
閉店間際の店にお客さんはもう居なく
今日は店長が休みだから 臨時として和田さんが店を回していた
私に気遣ってくれる和田さんと私
2人で今明日の仕込み中
和田さんが客席に誘導してくれる
桜子.
桜子.
桜子.
どんどん声が近くなる
桜子.
私は月島くんがいいって思ってしまった
和田さんじゃなくて月島くんがいいんだ
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
月島 蛍.
桜子.
そう言った月島くんは私の手を握り
どんどん歩いていく
いつもの月島くんじゃない
どこか怒っているような
胸がどくどくする
月島くんにまで伝わりそうなくらい
心臓がはちきれそう
私恋してるんだ
今。
桜子.
桜子.
私が声をかけると
月島くんはふと我に返ったように手を離した
手の温もりが消えた
直ぐに
残ることなく。
月島 蛍.
月島 蛍.
桜子.
月島 蛍.
桜子.
「妬いた」
その一言で私の体の熱が全身に伝って
もう冬の気温
私は寒いなんて思いもしなかった
君とふたりでいればすごく暖かい
それに気づいた君と初めて過ごす冬。
月島 蛍.
桜子.
桜子.
月島 蛍.
この後は2人で手を繋いで
家まで送ってくれた
恋人と繋ぐ手は暖かかった。
初雪が降った日
それは私たちの記念日になった
next ❤︎ 800
コメント
1件
待て、付き合った!!Σ(゚д゚;) おめでとうございます👏( ˊᵕˋ*)パチパチ✨