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フェージャ
フェージャ
フェージャ
フェージャ
カラン…
フェージャ
机から落ちたのは、 コーリャとお揃いに作った、
GPS付きの、キーホルダーだった。
フェージャ
フェージャ
出会ったばかりの頃、 唯一の味方をしてくれたコーリャが
遠くに行って欲しくなくて、
離れて欲しくなくて
GPSの事はコーリャには言わず 渡した物だった。
フェージャ
フェージャ
かなり遠くまで来た。
最後のメールが送られてから1時間半。
フェージャ
体力の限界が来てしまった。
…バタッ
コーリャ
フェージャ
コーリャ
フェージャ
フェージャ
コーリャ
フェージャ
目の前には、死んだとばかり思っていた コーリャが。
フェージャ
フェージャ
フェージャ
コーリャ
フェージャ
フェージャ
フェージャ
コーリャ
コーリャ
コーリャ
コーリャ
フェージャ
二人はとても泣いた。
とても喜んだ。
しかし、現実は甘くないと知らされる。
バンッ
コーリャ
赤い液が流れる。
フェージャ
フェージャ
モブ1の知人
コーリャ
フェージャ
モブ1の知人
コーリャ
モブ1の知人
銃を構える
フェージャ
フェージャ
バンッ
フェージャ
コーリャ
モブ1の知人
モブ1の知人
バンッ!バンッバンッ!
この世界に異能力は存在しない。
フェージャはコーリャと共に、
・・・
しかし、フェージャにとっては最高の死に方だったのだ。
もちろん、コーリャにとっても。
お互いを愛する二人の青年は、最後に こう、呟いた。
フェージャ
コーリャ
「「愛してる」」
…と