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クリぼっち回避する為に片思いの女の子の家に忍びこんだら…

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クリぼっち回避する為に片思いの女の子の家に忍びこんだら…

1 - クリぼっち回避する為に片思いの女の子の家に忍びこんだら…

♥

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2021年11月09日

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クリスマスを象徴する昆虫!!

ハンミョウは虹色に輝く昆虫で、

その綺麗な姿はクリスマスを連想させ…

敏夫

(さてと)

敏夫

(今週の記事はこんな感じで大丈夫かな…)

敏夫

(それにしても)

敏夫

(今日はクリスマスか…)

敏夫

(もちろん今年もクリぼっち…)

礼奈

じゃあ今日はこれであがります

礼奈

お疲れ様でした!

敏夫

(礼奈さん…)

敏夫

(俺の片思いの人)

敏夫

(俺の思いが彼女に届く事は)

敏夫

(絶対にない)

敏夫

(なぜなら彼女は、彼氏持ちだからだ)

敏夫

(俺は、この前、ほんの出来心で)

敏夫

(彼女の家までついて行った)

敏夫

(いや、あれは…つけて行ったの間違えか)

敏夫

(彼女は一軒家に住んでいて)

敏夫

(中から若い男の声がした)

敏夫

(礼奈さんは彼の事をフィード君と呼んでいた)

敏夫

(恐らく、ハーフの彼氏でもいるのだろう)

敏夫

(恐らく今夜も…)

敏夫

(くそ…クリスマスなんてクソ喰らえ)

終業後

敏夫

(俺なにやってんだ…)

敏夫は礼奈の自宅の前にいた。

敏夫

(完全にストーカーだよな…)

敏夫

(せめて、礼奈さんの気配だけでも感じたいだなんて…)

敏夫

(それにしても、立派な家だ)

敏夫

(20代の礼奈さんの資金力だけでは)

敏夫

(こんな大きな家は買えないよな)

敏夫

(よっぽど彼氏が金持ちなんだろう)

敏夫は唯一明かりの付いている二階の窓を眺める。

敏夫

(あれ…礼奈さん?)

窓が開き、礼奈の顔が外へ覗く。

敏夫

(…泣いてる?)

礼奈

うっ…うっ…

敏夫

(…彼氏と喧嘩でもしたのか?)

敏夫

(そういえば、今日は礼奈さん以外の声も気配もないな)

敏夫

(!!)

敏夫

(まずい…目があった…)

敏夫は恐る恐る、礼奈の顔に視線を戻した。

礼奈はにっこりと笑うと、窓の扉を閉じた。

敏夫

(え…どういう事?)

しばらくすると玄関の扉が開いた。

敏夫は反射的に、電柱の影に隠れた。

敏夫

(やばい。俺のことを怒りにくるんだ!)

しかし、礼奈は、敏夫とは反対方向側の夜道へと消えて行った。

敏夫

(あれ…)

敏夫

(どう言う事…)

敏夫は状況を飲み込む為に、礼奈の後ろ姿を確認した。

視界の端に気になるものを見る。

敏夫

(玄関の扉)

敏夫

(開けっ広げられてる…)

敏夫

(何やってんだ俺)

敏夫

(完全に犯罪者だぞ)

敏夫

(好きな人の家に勝手に上がり込むなんて)

敏夫

(…ああ)

敏夫

(でもいい…)

敏夫

礼奈さんの香り

敏夫

礼奈さんの…

敏夫

!?

敏夫の視線の先にはお宝があった。

礼奈の下着が干してあったのだ。

敏夫

(……バレなきゃ)

敏夫

(いいよな…)

ガチャ

敏夫

(まずい!)

敏夫

(か、帰ってきちゃった!)

敏夫

(とりあえず、クローゼットの中に!)

敏夫はクローゼットの中で息を潜める

ペタ ペタ ペタ ペタ

ペタ ペタ ペタ

ペタ ペタ ペタ

敏夫

(まずいっ 気づかれる!!)

ガチャ

クローゼットの扉が開けられた。

敏夫

ご、ごめんなさい!

敏夫

も、もうしません!

敏夫

もうしませんから!

礼奈

礼奈

なに、言ってるの?

礼奈

フィード君

礼奈

一緒にクリスマスケーキ食べよ?

敏夫

……はい?

礼奈

やだなぁ そんなきょとんとして

礼奈

フィード君が、ケーキ欲しいって言ったんじゃん

敏夫

(ど、どうなってんのこれ?)

敏夫

(俺、フィード君に転生したの?)

鏡を見る敏夫。

そこには、ありのままの敏夫の姿が写っていた。

敏夫

(どっからどう見ても)

敏夫

(冴えない俺だぜ…)

礼奈

ハッピークリスマス!

礼奈

さぁ フィード君食べよ!

敏夫

あ、うん…

最初は慣れなかったものの、

どうやら礼奈は本当に敏夫の事を彼氏だと思い込んでいるようだ。

敏夫

(だったら…)

敏夫

なぁ礼奈

敏夫

キス…しよ…

礼奈

どうしたの?

礼奈

急に

敏夫

嫌かな?

礼奈

いいよ

二人は唇同士を重ね合わせた。

敏夫

(んっっ!)

敏夫

(舌が…入ってきた…)

敏夫

(これが…ディープキスってやつか)

敏夫

(ん?)

敏夫

(なんかザラザラしたものが喉を通っていくような)

礼奈

礼奈

いけない!

礼奈

ケンポッキーチキンの受け取り忘れてた

礼奈

取りに行ってくるから、フィード君待っててね

敏夫

うん

礼奈

じゃあ行ってくるね!

礼奈

あ、一つだけ

礼奈

二階には行っちゃダメだよ

敏夫

わかった

敏夫

(ひゃあ!なんだか知らないけど最高だ!)

敏夫

(そうだ)

敏夫

(礼奈が留守の間に色々調べておこう)

敏夫

(フィード君が何者なのか?)

敏夫

(礼奈の色々な事を!)

敏夫

(一階を色々見てまわったけど)

敏夫

(フィード君の部屋らしきものが見当たらないんだよな)

敏夫

(二階にあるに違いないな)

敏夫

(二階に行こう)

敏夫

(なんだこれ…)

2階は壁一つないがらんどうの大部屋になっていた。

敏夫

(壁は真っ黒だし…)

敏夫

(床も何だか赤黒い…)

敏夫

(まるで別の空間みたいだ…)

敏夫

(あれは…)

何もない空間に薄汚れたスマホを見つけた。

敏夫

(これは…フィード君のスマホかな?)

敏夫

(動画が保存されているみたいだ)

敏夫は再生ボタンを押した。

萩野

いやぁ 礼奈ちゃん 本当にいいの?

敏夫

(これは…萩野さん…)

敏夫

(一ヶ月前に急に仕事を辞めた上司だ)

礼奈

当たり前だよ

礼奈

フィード君

敏夫

(どう言う事だ?)

敏夫

(礼奈さんが萩野さんの事もフィード君と呼んでる)

礼奈

二階に行きましょう

萩野

えへへ カメラもいいんだよね?

萩野

二人の愛の形を記録で残しときたくてさ

萩野

あれれ…なんだここ

萩野

新手のプレイルーム?

礼奈

さぁ こっちに来て

礼奈は屋根裏部屋に通じているらしき、小さな扉を開ける。

萩野

おうおう

萩野は梯子を上り、その中へ入っていく。

敏夫

(映像はここで終わってる)

敏夫

(屋根裏部屋に何かあるのか?)

敏夫はスマホのライトを頼りに、扉を見つける。

ガコン

敏夫は扉を開いた。

敏夫

うわ…何だこの臭い…

ゴトンッ

何かが、床に転がり落ちる。

それは、萩原の生首だった。

敏夫

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

サワサワサワサワサワサワサワ

サワサワサワサワサワサワサワ

サワサワサワサワサワサワサワ

敏夫

(な、なんだこれは?)

敏夫

(大量の…ハンミョウ!)

ドサドサドサッ

人間の腕や脚、頭や胴体、さまざまなパーツが折り重なるように落ちてくる。

敏夫

ひぃ…ひぃ…

礼奈

ダメじゃないフィード君

礼奈

二階に上がったら

敏夫

あ…あんたは何者なんだ…

ゴキッ

ゴキゴキゴキゴキゴキゴキッ

ゴキリッ

礼奈の体が変形していく。

その姿は、巨大なハンミョウになった。

体には礼奈の顔が残っている。

礼奈

オスは簡単に巣穴に近づいてくれる

礼奈

お陰で餌には困らない

敏夫は今日仕上げた記事のことを思い出す

ハンミョウの捕食行動 巣穴に標的を誘き寄せ、大きな顎で穴に引き摺り込む

敏夫

こ、ここは…巣穴…

礼奈

私だって、聖夜に一人は嫌だ

礼奈

だから君の事は明日食べようと思ったのに

礼奈

でも

礼奈

子どもたちは我慢できないみたい

熱い。

お腹が熱い。

お腹が熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い。

敏夫

ぐべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

敏夫の腹が爆発した。

大量のハンミョウが溢れ出す。

敏夫

(ディープ キ スの と き  に)

敏夫

(う え つけ ら れ た)

礼奈

とりあえず、これで食いつなげる

礼奈

つい数時間前まで、餌が無くて泣いていたのが嘘のよう

礼奈

子どもたちの事も考えたら

礼奈

貯蓄してる分だけじゃ足りないからね

敏夫

ごっ……がはっ………

礼奈

あら

礼奈

ギリギリ

礼奈

クリぼっち回避かしら

サワサワサワサワサワサワサワ

サワサワサワサワサワサワサワ

サワサワサワサワサワサワサワ

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コメント

3

ユーザー
ユーザー

なかなか 面白かったです。

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