お母さんの葬式は早く行われた。
お父さんは、虐めの事をどうにかしようと必死だったが、私はあの人達には関わりたくはなかった。
例え、自分の母親が殺されたとしても、不安だし、憎しみよりも、悲しみの方が大きい。だからこそ、早く忘れたかった。
私は転校する事にして入学しやすい所を選んだ
これで、もう辛い思いはしない。
そう思っていた。
私が帰るとお父さんは刃物で殺害されていた。
もう少しで、お母さんの一件がおさまる。そんな直前にお父さんは死んだ。
玲香
なんでよ、、、お父さん。
犯人は分かっている。
私は、何もできなかった。
玲香
いっそのこと死にたい。
玲香
もう失う物なんてない。
玲香
死んだら、皆に会えるかもしれない。
玲香
思い残す事は、、もう、、。
悲しみに包まれた私に憎いなんて感情はない。それよりも、自分が幸せになるのを願った。
あの時までは
つい私は、言葉を失った。
玲香
あなた達がやったんだよね
舞花
そうだよーどう?解放されたとでも思った?笑笑
悲しみ?そんな物私には無くなった。
この時、初めて
憎しみの感情が頭の中を埋め尽くした
玲香
許さないよ
玲香
どんな気持ちで人を殺したの?
玲香
そうよ、私はお父さんやお母さんと一緒に殺されたの!
玲香
虐められて、周りの人まで殺されて!
玲香
だから、もう、あの時の私じゃ、ないよね。
舞花
アンタ、何言ってんの?
玲香
せめて、自分が死ぬ前に皆と死ぬことにしたよ。
これが、この物語の本当の始まりだ。







