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気づけば私は、牛刀を手に持っていた
普通なら抵抗があるに違いない。どれだけ、自分が壊れてしまったのかよく分かる。
今の私に抵抗はなかった。
望んでいたことだったんだ。
ずっと
玲香
お母さん、お父さん、ごめんね。でも、アイツらは、皆の方には行かないよ
玲香
きっと
玲香
皆よりずっと下なんだから。
玲香
さあ
玲香
始めるか
私は、例の高校に戻ってきた
山本先生
あら玲香ちゃん。どうしたの？
玲香
転校するから、きちんとお別れを言いに来ただけです。
山本先生
、、、そっか
山本先生
わざわざ、ありがとね。
舞花
何？玲香？何で来たの？
玲香
ごめんなさい
舞花
後、昨日のあれ何？仕返しに脅したかった訳？
舞花
ねぇ、神奈、昨日こいつ脅してきてさー。
神奈
マジ？弱い癖に何言ってんの？笑笑
舞花
こいつ完全に気が緩んでやがる。
舞花
こいつ、やっちゃおうよ。
舞花
脅すことはいけないことだって分からせてあげる。
私は持っていたバッグを握りしめる。
舞花
ゆっくりと痛みつけてやる
他のクラスの先生
おい、舞花ちゃんいるかな？
舞花
なんですか？
他のクラスの先生
朝、トラブル起こしたでしょ？
舞花
ちっ
舞花
後はよろしく
神奈
ほーい
舞花は別件で教室を抜けていった。
神奈
人目のつかない外に行こっか
神奈
で、何？舞花を脅したんだって？
神奈
アンタにしちゃ勇気あるじゃない。
神奈
でも、するなら、こーゆー覚悟の上でしょ？
神奈は容赦なく私に膝蹴りを入れた。
神奈
何？こうなる事も分からないでやった訳？
神奈
なら、何されても仕方ないよなぁ！
舞花はそっと持っていたカミソリを出す。
神奈
ちょっと、痛いよ？
私は、バッグに手を突っ込んだ。
そして、牛刀を握りめながら、バッグから取り出した。
神奈
え？
神奈
あ、、んた、、どうなってんのよ！
神奈は、20センチの牛刀に怯えていた。
玲香
私さ、もうおかしくなったから死のうと思ってるの。でも、私は、やり残した事がある。
玲香
復讐が本心かもしれない。でもね、実際は、お父さんやお母さんを私が巻き込んでしまった罪の償い。
神奈
あんたさ、、さっきから、自分のやってる事、わかってんの！？
玲香
何を言ってるの？私は、虐められて本来の自分は死んだも同然。だから、私は私じゃない。
玲香
仮に私がおかしいと言うとなら、壊したのはアンタ達よ？
神奈
、、、、
神奈
誰かぁー！！助けて！！
玲香
この後、舞花も襲うけどアンタにも聞く
玲香
私のお父さんとお母さんを殺すのにはアンタ達だけじゃ無理でしょ？
玲香
協力者がいるよね？
神奈
知らない！私は何も知らない！
玲香
なら殺すよ？
神奈
ホントォなんだったばぁ〜泣
玲香
なら、部外者って事？
神奈
そうよ！私は、アンタを虐めたけど、アンタの親は殺してない！
神奈
私は、部外者なのっ！
玲香
あら、そう。
神奈
お願い、、助けて、泣
玲香
無理よ？
玲香
アンタに用は無いの。
神奈の首から血が吹き出た
神奈
あ、アア、、いやぁ、、うぅ
神奈
がぁ、うぐ、、げほ
声も出ないまま倒れこむ
神奈
おか、、さん、おとさ、、ん、、
玲香
私はその存在すらもういないのよ？
それきり神奈は喋れなくなった。
私は警察に通報した
警察
君の言い分を聞こうか
玲香
私は彼女に襲われそうになって、抵抗したらこうなりました。
警察
これは、仕方ない事だ。すぐ正当防衛として認めてもらえるだろう。
計画は順調に進んでいる
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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