コメント
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関連ブクマ失礼します🙇♀️
疑問と課題で埋まったホワイトボードから目線を外し、
天井をそっと仰ぐ。
議題は卒業創作も兼ねた新作の映画についてだった。
ヒロインが告白しようと思った理由は?
そもそもヒロインが主人公を好きになったきっかけは?
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何を考えても頭の中はころんのことでいっぱいだった。
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練習という事は他に本命がいるという事だ。
そして練習相手でしかない俺は本命候補ではない。
俺は考える素振りをしながら、ちらっと横を見る。
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ジェルとるぅと、俺。そしてころん。
性別を意識する前から絡んできた4人だ。
俺らが幼馴染という事実はずっと纏わりついてくる。
まぁ、それだけだったら別にいいんだが
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今になってそれが全部俺に返ってきてる気がする。
隣にいることが当たり前すぎて、ころんからして
『性別・さとみ』になっていないだろうか。
練習相手に選ばれた以上、少なくとも男として見られているのかもだが、
恋人候補にはならなかったのだろうか。
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今考えていたことを言い当てられたようで一瞬びっくりしたが、
まるで何もなかったように言い返す。
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るぅとが言うのも一理ある。
俺は基本ハリウッドやコメディ映画が好きで、恋愛ものはいまいちだ。
るぅとは幅広く映画を見るタイプで、特に恋愛ものが好きだった。
お気に入りの作品はDVDを買い揃えたり、脚本集を買ったり、
かなりのコレクターだった。
ジェルは俺らとは違って、気になった映画があれば
すぐに映画館へ足を運んでいた。
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俺がこの部に入ったのも、きっかけはジェルの映画だった。
高校1年の時、ジェルが作ってSNSにあげた
ショートフィルムがじわじわと人気を見せた。
俺も友達に誘われ見てみたが、
高校1年とは思えない出来栄えだった。
それはるぅとも同じようで、
二人して次の作品を作らないかと説得した。
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俺もるぅとも、ジェルの映画にハマってしまったのだ。
勢いで立ち上げた同窓会も、後輩たちが加わり、正式に部に昇格。
そしてジェルの映画は賞をいくつか取り、学校から部費も出るようになった。
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ころんとジェルは、ノリが同じらしく、昔からよく絡んでた。
ころんがジェルを好きでもおかしくないくらいに。
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恋する乙女、そう聞いた瞬間ころんがふっと頭に浮かんだ。
昨日のころんは、完全に恋する乙女だった。
いっそ、違う人に見えるくらいに。
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こんこん
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ガタッ....ガラガラガラ...
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るぅとは答えを求めていなかったのか、すぐに言葉を紡いだ。
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『片想い』その言葉を聞いた時、胸がぎゅっと掴まれた気がした。
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きゃぁ~~~~っ!!!!♡♡♡
葉月🤍
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やばい、瞬間的にそう思った。
やっぱり少し棘のある言葉だったか。
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雨宮 葉月とはあまり話したことはなかったが、
ころんと仲が良かったのは知っていた。
俺も漫画は読む方だが、作者や出版社なんて
コアな話には流石についていけなかった。
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そう思いながらも、このノリが心地よいことは事実だった。
才能とか恋とか自分じゃままならないものと対峙し続けるのは、
想像以上に辛いことだ。
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♡ 1000 ~ next ➡︎