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願わくば

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願わくば

1 - 願わくば

♥

730

2022年03月07日

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お久しぶりです🤍

最近忙しくて投稿 できてませんでした...

最近は伏線回収とか 凝った作品がかけてないのが 悩みどころなのですが

いつも沢山の方からのハートや コメントなんかも頂いて

私の力になっております😢

いつもいつも ありがとうございますね⸜❤︎⸝

今回は少し短めのお話です

では、どーぞ🕊‎🤍

るくん

先輩は僕のこと
どれくらい好きですか??

2人きりの帰り道で

いつものように歩いていると 突然君が聞いてきた

こくん

急に何??笑

後ろを歩く君に構わず 進んでいると腕を掴まれた

仕方なく振り返ってみると

少し涙目になって 下唇を噛み締めている 君がいた

るくん

待ってよ...

本当に君ってずるい

いつも敬語なくせに 甘える時だけ タメ口になる

それに僕が弱いことを 知っててやってるんだから 小賢しいやつだ

るくん

どれくらい...好き??

もう一度僕に 問いかけてくる

こくん

ん〜、

僕は少し考え込む

その間、君は子犬のように 僕をじっと見つめていた

可愛いなぁ、なんて 当たり前のことを 心の中で呟いた

待ちきれなかったのか 君が先に口を開いた

るくん

僕は...

るくん

先輩が世界で1番好きです!!

小学生並みに 在り来りなことを言う

手を横に大きく開いて こんくらい!と真剣に伝えてくる

こくん

ふふっ笑笑

思わず僕は吹き出してしまった

るくん

何がおかしいんですか!!

君はムキになって 頬をふくらませた

こくん

可愛いなぁって思って

るくん

え!?

可愛いと言った途端 君の頬は真っ赤に染まった

相変わらず分かりやすい

感情が全て顔に出る君は 当然嘘なんかつけるはずもなく

るくん

...ありがとうございます

なんて恥ずかしがりながら 素直に喜んでいる

こくん

寂しくさせちゃった??

優しく君に尋ねると 俯きながら答えた

るくん

今日...可愛い先輩と
楽しそうに話してたから

るくん

ちょっと不安になっちゃいました

るくん

でも!ころちゃんのこと
疑ってる訳じゃなくて...

ころちゃん、と呼ぶ時は 寂しがってる合図だ

こくん

分かってるよ??

こくん

不安にさせてごめんね??

不安だと素直に言わなかったのは きっと僕のことを思ってくれて いたからだろう

恋人の僕にも迷惑を かけないようにと 気を使う君だからこそ

遠回しに安心出来る 言葉を求めたのだろう

こくん

るぅとくん??

そっと名前を呼んで 手を握ると

驚いた顔をして 3回ほど瞬きをした

こくん

るぅとくんの為なら
僕の命なんて惜しくない

こくん

るぅとくんの幸せが
僕の幸せなんだ

こくん

それぐらい、好きだよ

恥ずかしくなって 君の顔を見ることが出来ず まっすぐ前を向いていた

だけど繋がれた左手の 温もりと君の声を聞いて

るくん

大好きです...

君が安心しているのが 伝わった

こくん

僕の方が好きだから

こんなに好きになって こんなに好きになってもらえて

僕は世界一の幸せ者なのだろう

今度は僕が 君を幸せにする番だ

こくん

るぅちゃん以外の人のこと
可愛いと思えないんだよね

2人の時だけにしか 呼ばない呼び方で 君の名前を呼ぶと

口角が一気に上がった

こくん

るぅちゃん、可愛すぎる

そっと頭を撫でる

るくん

ふふっ笑

笑みがこぼれている

こくん

今日、寄り道しない??

るくん

え、いいんですか!?

こくん

るぅとくんともっといたいから

るくん

僕も一緒にいたい!!

ねぇ、るぅとくん

僕はきっと 好きじゃなくて

愛してるんだと思うよ

なんて、恥ずかしくて 言えないけどさ

こくん

願わくば、るぅちゃんの幸せを
僕が作れたら

君の幸せを この先も君の隣で見れたら

こくん

僕は幸せだな...

るくん

そう思ってくれることが
僕の幸せです

君と僕

2人の幸せが続きますように

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