狼ギャルとドSの高橋くん
高橋恭平
和泉舞白
この学校を受験したいと思った私は、
きっと馬鹿だったんだろう、
他にも高校なんて沢山あるのに
ギャルという仮面を被ってまでも
ここがよかったのは、
きっと、
あいつのせいなのだろう、
『狼ギャルの本性とドSの本性』
第1話
段々と慣れてきた高校1年の夏
だけど、慣れたというのは
環境の変化に対する安定に慣れたと言うだけで
私自身と言えば、
加藤陽菜乃
武藤由梨
武藤由梨
高畑柚月
巻かれた髪に濃い赤リップ
スカートの丈は太ももど真ん中 もしくはそれより上
ジャケットのボタンなんて開きっぱなし
それが当たり前スタイルの友達二人に挟まれる私は、
高畑柚月
高校1年、部活はやってなくて、 得意な科目もなし、
なんの取り柄もない私は
家から徒歩10分とアクセスの良い この高校を選んだけど、
友達を作らなきゃと声をかけたのが
陽菜乃と由梨の2人だった
しかし
彼女たちは普通の高校生、
ではなくて、
根っからの白ギャル
清楚感のあるギャルだけど
ギャルであることには変わりはない、
そんなふたりに勧められて私も 姿だけはギャルに
別にギャルになりたかったわけでもなければ、
ギャルというものに興味すらなかった
だけど
ギャルになりきらなきゃ
きっと高校生活はやっていけない、
ギャルでいるから地位は高くなる
そう思ってトイレでスカートを折って、髪を巻いたのが嘘の始まり、
私はこの3年間
ギャルとして
嘘を貫き通して生きていく
そう決めた
だけど、
加藤陽菜乃
加藤陽菜乃
武藤由梨
武藤由梨
加藤陽菜乃
武藤由梨
武藤由梨
武藤由梨
加藤陽菜乃
今もこうやって話してる内容に着いていけていないのが現状
武藤由梨
武藤由梨
加藤陽菜乃
加藤陽菜乃
武藤由梨
武藤由梨
武藤由梨
加藤陽菜乃
加藤陽菜乃
加藤陽菜乃
高畑柚月
高畑柚月
加藤陽菜乃
武藤由梨
加藤陽菜乃
高畑柚月
高畑柚月
武藤由梨
武藤由梨
高畑柚月
何となくいたたまれなくなって
2人と別れた
トイレに行くふりしてサボろうかな
なんて思ったけど
とりあえずトイレの方向に足を進める
と、
高畑柚月
通り過ぎようとした教室の扉がガラッと開き
腕を掴まれてそのまま引っ張られていく
ガラッと扉が閉まる音がする
私を引っ張ってきた相手を見ようと顔を上げると、
いきなり視界は天井を向いた
高畑柚月
起き上がろうと腕を動かすけど
その腕は人の力によってか固定されて動かない、
天井しか写っていない視界に 人の顔が写った
高畑柚月
少し焼けた肌に細くて小さな顔 獲物を捕えるかのようなくっきりとした目に
私は動けなくなった
高畑柚月
名前は知っている、
高橋恭平
高橋恭平
高畑柚月
離してと言えそうにない腕にこもる力と真っ直ぐな瞳に
何も言えなくなった
高橋恭平
高橋恭平
たしかさっき、 ふたりが女の子を食べた、? とか何とか言ってたのがこの高橋くん、
え、私食べられるの?
ちょっとそれは無理!
高畑柚月
高畑柚月
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
そう言って私の首筋に顔を埋めてくる
高畑柚月
怖い、
そう思った私は気がつけば、
高畑柚月
彼を突き飛ばしていたらしく
高橋恭平
高畑柚月
高畑柚月
高畑柚月
私は教室を出ようと扉に手をかけようとすると
また腕を引かれ今度は扉の横の壁に押し付けられる
高畑柚月
高橋恭平
高橋恭平
高畑柚月
高橋恭平
高橋恭平
目の奥どころか表情すらも笑っていない、
逃げなきゃと手首に力を入れるけど
さっきより強くなっていて全く歯が立たない
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
高畑柚月
バレた、
高橋くんはきっと、
高橋恭平
高橋恭平
そんなことがバレたら
きっと、
高畑柚月
高畑柚月
高畑柚月
友達が居なくなったり、
せっかく努力して手に入れた地位を失うなんて
嫌だ!
そう思うと
口が勝手に物を言った
高橋恭平
高橋恭平
口角が上がる瞬間が見えた時
背筋が凍った
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
高畑柚月
また私は、
嘘をつくの?
いや
ひとつバレてしまった以上
また嘘を重ねなきゃバレる
高橋恭平
高橋恭平
気がつけば彼の片手にはスマホ、
見せられた画面にはメンバー500と書かれた学年全体のクラスLINE
高畑柚月
高橋恭平
高橋恭平
高畑柚月
高橋恭平
高橋恭平
“偽装カップル” “偽装ギャル”
このふたつの嘘は
この3年間
永遠に隠さなければならない、
偽装という名の
“秘密だから”
2話まで ♡450以上
お久しぶりのなにわ男子
というか新連載始めすぎたよね💦💦
まぁいいや!笑
♡と感想コメント沢山待ってます♡
コメント
14件
すき
恭平のドS感最高❕
はつこめです!🙇♀️ 雰囲気好きすぎる! 物語最高!😋 仲良くしたいです!