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A

フーッ…

大きく深呼吸する

勢いよくロッカーを開けて白衣を取り出す

ドクドク鳴る心臓、

冷や汗が俺の頬を伝う

P

あっと、落ち着いて行こ、

K

大丈夫だよ、きっと、大丈夫、

A

…元から落ち着いてるし

俺は名札を首に掛けた

ナース

あ…、先生ですか?

A

電話をくれた看護師さんですか?

ナース

はい、電話をしたのは私です

ナース

二人の担当医さんは…

K

まぜちの担当は僕です

P

あっきぃは俺です

ナース

三人は緩和室に居ます

ナース

容体を書いたカルテを差し上げます

それぞれに何枚かのカルテが渡された

ナース

それでは、私はここで失礼します…

A

ありがとうございました(お辞儀

俺たちはカルテに目を通す

K

結構…酷い…

P

もうすぐなんやな

死の予兆の要件がほとんどそろっている

A

最期が、近づいてきている

寂しい、寂しいけど、これはしょうが無い事なんだ

治せない病気なんだから、

現代の医療ではどうも出来ない奇病なんだから

K

あっちゃん、どうしたの?ボーッとして

A

ぁ、ごめんちょっと色々考えててさ、

P

早くちぐに会いたいんとちゃうの?

A

うん、

A

会えるなら会いたいし、

A

この目で容体を診ておきたい

P

ほならばはよ行こうや、

P

な?

A

そうだな

K

ほら早く!!僕置いてくよ!

P

病院は走っちゃダメなんだぞーw

A

俺の前を歩く二人の姿が俺より大人に見えたのは何故だろう

「ごめんね」

毎日のように言われた

毎日のように頭を下げられた

「普通の子に産んであげられなくてごめんね」

「変な体でごめんね」

泣きながら抱きしめられ

ごめんね、ごめんねと言われる

誰かに馬鹿にされるよりも

それを見ている方がよっぽど辛くて、苦しかった

俺は神様を死ぬほど恨み

自分の心を虐めた

T

パチッ(目覚

ピッピッピッ…と鳴る電子音

体には点滴やらなんやらが付けられていて

動けそうにない

T

あっき…、

A

(眠

視線を横にずらすと、あっきぃが居て、その奥にはまぜたんも居た

俺の様子無理してまで見に来てくれて、看護師さん呼んでくれて

挙げ句の果てには容体が悪化して緩和室なんて

申し訳ない…、

T

ポロポロ…

A

…ちぐ?

T

んぇ…?

A

話は看護師さんから聞いた

A

ちぐは悪くないよ

A

大丈夫だから、泣かないで

T

せん…せぇ…

この人は…きっと…

最期の最期まで俺と向き合ってくれる

何故か、そう思った、

P

あんなけ無理して

P

よお生きてたな、凄いで

A

(ニコッ

P

(限界を向かえてる…、)

P

(近々…死んでしまうのか…、)

P

(涙目

A

ぷ…のす…け…!?

P

何もないで、…大丈夫

M

K

足も全部鉱石になっちゃって、

K

もう歩けないね…

M

別に歩けなくたっていい

M

どーせ死ぬから

K

…そんな悲しいこと言わないで

M

ほんとの事だろ

K

まぁ…そうだね、

K

…怖がらなくていいからね

M

怖がってなんかないし、

K

強がりだな~w

人はいつか死んでゆく

定められた運命を、堂々と受けようじゃないか_

何だよこれ(

遅れましたがhappyvalentine!

主はチョコチップマフィンを作りました!!

見事に余ったので一人で残った奴食べてました、なんか虚しかったです

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