A
大きく深呼吸する
勢いよくロッカーを開けて白衣を取り出す
ドクドク鳴る心臓、
冷や汗が俺の頬を伝う
P
K
A
俺は名札を首に掛けた
ナース
A
ナース
ナース
K
P
ナース
ナース
それぞれに何枚かのカルテが渡された
ナース
A
俺たちはカルテに目を通す
K
P
死の予兆の要件がほとんどそろっている
A
最期が、近づいてきている
寂しい、寂しいけど、これはしょうが無い事なんだ
治せない病気なんだから、
現代の医療ではどうも出来ない奇病なんだから
K
A
P
A
A
A
P
P
A
K
P
A
俺の前を歩く二人の姿が俺より大人に見えたのは何故だろう
「ごめんね」
毎日のように言われた
毎日のように頭を下げられた
「普通の子に産んであげられなくてごめんね」
「変な体でごめんね」
泣きながら抱きしめられ
ごめんね、ごめんねと言われる
誰かに馬鹿にされるよりも
それを見ている方がよっぽど辛くて、苦しかった
俺は神様を死ぬほど恨み
自分の心を虐めた
T
ピッピッピッ…と鳴る電子音
体には点滴やらなんやらが付けられていて
動けそうにない
T
A
視線を横にずらすと、あっきぃが居て、その奥にはまぜたんも居た
俺の様子無理してまで見に来てくれて、看護師さん呼んでくれて
挙げ句の果てには容体が悪化して緩和室なんて
申し訳ない…、
T
A
T
A
A
A
T
この人は…きっと…
最期の最期まで俺と向き合ってくれる
何故か、そう思った、
P
P
A
P
P
P
A
P
M
K
K
M
M
K
M
K
K
M
K
人はいつか死んでゆく
定められた運命を、堂々と受けようじゃないか_
何だよこれ(
遅れましたがhappyvalentine!
主はチョコチップマフィンを作りました!!
見事に余ったので一人で残った奴食べてました、なんか虚しかったです
コメント
2件
続き楽しみです、!