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余命、3ヶ月です
楓弥
医者にそう告げられた時 なにが起きてるかわからなかった
医者
医者
医者
医者
頭に入らない医者の言葉
楓弥の脳内は 医者から告げられた3ヶ月、と言う言葉が 永遠とリピートされていた
家に帰ってすぐに部屋に行った
泣いてしまいそうだっから
颯斗
颯斗
ドア越しに聞こえる兄の声が辛かった
楓弥
颯斗
颯斗side
颯斗
ふみに違和感を感じた
何かあったのか、絶対におかしいと思った
部屋に入ると 目を真っ赤に腫らした弟がいた
なにがあったかはわからない、だけど 抱きしめておかないと今にも消えてしまいそうだった
楓弥side
いきなり部屋に入ってきて
抱きしめられた
自分より大きな身体で俺を包んでくれた
安心した
なにがあったのかは聞かれない
ただただ抱きしめてくれた
はやちんには、お兄ちゃんには、
楓弥
颯斗
楓弥
颯斗
抱きしめる力が強くなった
楓弥
颯斗
颯斗
颯斗
楓弥
颯斗
泣かせてしまった
もう、このまま消えてしまいたい笑
楓弥
日常はなにも変わらなかった
時間だけが過ぎていく
タイムリミットは変わらず迫る
メンバーには言わないことにした
変に気を使われたくないし
やさしくされたくないから
いつも通り元気に、
そう思ってたけど
史記
楓弥
史記
楓弥
楓弥
史記
リハ中もよぎる「余命3ヶ月」と言う言葉
思い出すたびに鏡に映る自分の曇った顔
苦しい
つらい
ふみや
ふみ
ふみや！
楓弥
あれ？
なにしてんだ
みんなが俺を見てる
楓弥
ごめんなさい
ごめんなさい
覚えてる記憶はここまで
余命宣告からもう半年たった
毎日メンバーがお見舞いに来てくれる
だけどね
もう
話せない
大好きなダンスも踊れない
体が思うように動かなくなっちゃった
眠るのが怖くて、夜が怖くて
何日も眠れてない
楓弥
少し、目を瞑ろう
史記side
毎日全員で楓弥のお見舞いに行く
楓弥の病室の前まで来るとみんな少し緊張する
史記
史記
聖哉
史記
今日は珍しく目を瞑っていた
寝れてるのかな
楓弥
英寿
楓弥
史記
ケビン
英寿
祥
いつもは少し笑ってくれるけど
今日は目線が合わない
ﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝﾋﾟｺﾝ
史記
愁斗
楓弥
医者
医者
医者
医者
看護師
看護師
颯斗
史記
颯斗
史記
颯斗
颯斗
楓弥
颯斗
颯斗
颯斗
楓弥
史記
楓弥
愁斗
楓弥
楓弥
楓弥
楓弥
楓弥
楓弥
颯斗
史記
BUDDiiS
史記
史記
史記
史記
BUDDiiS
BUDDiiS
楓弥にみんなで会いに行った日
みんなで音楽番組に出た日
楓弥に東京ドームの報告に行った日
あの日の夜に
楓弥は星になった
余命宣告ガン無視の+3ヶ月、
楓弥らしくて最後までかっこよかった
それでも変わらない
BUDDiiSの楓弥
大人っぽい最年少
最強なダンサー
史記
end
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