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｢君の為なら全部あげる｣

第1話 - ｢君の為なら全部あげる｣

2019年12月31日

#サイコパス

#ホラーかわからん

#オリジナル

朱狐@データぱぁなっちゃった✰

主

ちょっと前回の作品から、

主

ちょっとお互い話し合って、

主

サイコ的な物語を書いたら良いんじゃないかってなりました。

主

｢きみのためなら死ねる｣って言葉があるくらいだから、

主

｢君の為なら全部あげる。｣があってもおかしくないって思ったから書きました。

主

今回は第5じゃないです、

主

普通の物語。

主

名前は決まってないから許して。

主

ゆるちて\( 私ˆoˆ )/
\ ( 姉ˆoˆ )/ゆるちて

主

※テキストはプレゼント貰う時しか出しません。

主

では、始めます。

彼氏

はい、プレゼント。

彼女

え、また？

彼氏

欲しいって言ってたじゃない。

彼女

言いはしたけど…。

またプレゼント…。

いつも、｢欲しい｣と言って物全て送ってくれる。

最初は純粋に嬉しかったけど、

今となっては彼に申し訳ない。

彼女

ん？またこれ…

彼氏

あぁ、それ？

彼氏

カードの変わりだとでも思っといてね、

彼女

そう…。

いつも何の花か分からない花がいつも包装紙にくっついいてる。

前友達に聞いたみたけど馬酔木？とか言うらしい。

別に何も興味なんて示さなかったから調べてなんかいないけど。

彼女

これ、高かったやつでしょ？

彼女

お金だけでも返すよ？

彼氏

良いから。

彼氏

僕の良心なんだから。

彼氏

ちゃんと素直に受け取ってね？

彼女

じゃあお返しは？

彼氏

いつも貰ってるから良いよ。

彼女

なら良いけど……。

別の日

彼女

ねぇ…

彼氏

うん？なに？

彼女

あの人。

彼氏

あぁ、あの男の人？

彼女

そう、あの人。

彼氏

僕と同じクラスの人だよ。

彼女

へぇー！そうなんだ！

彼女

ところでさ、あの人綺麗と思わない？

彼氏

そう？

彼氏

どっちかって言うとクールなタイプじゃない？

彼女

いや、綺麗でしょ。

彼女

ほら、あの手の当たり。

彼女

何してるか分からないけど、手先が綺麗。

彼氏

確かに、綺麗だね。

彼女

あんたがあんな手なら良かったのにね

彼氏

えぇ…、僕も綺麗な方だと思うよ？

彼女

…………。

彼氏

なに？

彼女

いや、目、綺麗だなって思って。

彼氏

そう？そんなに綺麗じゃないと思うけど…

彼女

綺麗じゃん。

彼女

薄茶色の目って憧れなんだよね。

彼女

なんか綺麗じゃん？

彼氏

そう？

彼氏

黒い方が良くない？

彼女

えー、でも、黒だと｢平凡｣って感じしちゃうからなぁ〜。

彼氏

自分もそんな目が良かったの？

彼女

まぁね…

彼女

でも仕方ないかなって思ってる。

彼女

そういえばさ、この間言ってた人。

彼女

最近見なくなったよね。

彼氏

今インフルエンザ流行ってるからね。

彼氏

かかっちゃったんじゃないのかな？

彼女

ふーん、

彼女

なんか素っ気ないね。

彼氏

そんな興味無いからね。

彼女

あ、そういえばさ、あんたのクラスに｢○○○｣ちゃんって居るでしょ？

彼氏

うん、居るね。

彼女

あの子可愛いよねー！！

彼女

なんかキリッとしてる見た目なのに内面はめっちゃ可愛いって言うか…。

彼氏

学級委員だからね。

彼女

まず学級委員ってのが凄いよね！

彼氏

そうかな？

彼女

だってそれほどの勇気とか、信頼性が無いと駄目じゃん？

彼氏

うん。

彼女

しかもあの子頭も良いし、髪綺麗だし…

彼氏

確かに髪は綺麗だよね。

彼女

そうそう。ほら、私なんて天パでくるんくるんじゃん？

彼女

だから私もあんな髪と頭があったらなぁ…って思ってるの。

彼氏

彼女

あれ？何書いてるの？

彼氏

メモだよ。

彼女

なんで？

彼氏

さっきの学級委員の子に教えようかと思って、

彼女

えー！やめてよー！

彼女

あれ？目どうしたの？

彼氏

ちょっと怪我しちゃって…

彼女

気を付けてね。

彼氏

ところでさ、買い物行く？

彼女

ううん、行かない。

彼氏

なんで？

彼女

だってそんな目じゃ上手く見れないでしょ？

彼女

元気になったら買い物に行くよ。

彼氏

そう。

彼氏

ならいいや。

彼女

あ、でもね。

彼女

通販のやつ買うなら良いよ。

彼氏

わかったー。

通販

彼女

あ、

彼氏

ん？どうかした？

彼女

いや、やっぱいいや。

彼女

もうこんな時間。

彼女

そろそろ帰るね。

彼氏

ん、じゃーね。

彼女

ばいばーい。

彼女

あ、もうプレゼントとかいらないからね。

彼氏

うん。

彼氏

プレゼント、持ってきたんだ。

彼女

え？昨日いらないって言ったじゃん。

彼氏

いや、ちょっと前に買ってたやつだから…

彼女

じゃあ昨日買った訳じゃないのね？

彼氏

うん。

彼女

そっか。

彼氏

じゃあ一個ずつ渡すね。

彼氏

全部箱に入ってるから、

彼氏

まずこれから。

彼女

ん…？なんか重たいね。

彼女

あれ？いつもと花が違う…。

彼氏

その花はシクラメンって言うんだ。

彼女

へぇー、

彼氏

紙は取っていいけど、中身はまだ開けないでね。

彼女

わかった。

彼氏

次これね。

彼女

ちっちゃい…

彼女

あれ？これも…

彼氏

ナズナって言う花だよ。

彼氏

はい、もう一個。

彼女

やけに重たいね？

彼女

この花は？

彼氏

ヤブランだよ。

彼氏

もう開けていいよ。

彼女

うん。

カパッ…

彼女

え…？何これ？

何かわからない肉片の様なものが箱に入ってる。

彼女

なに…？これ？

ガサッと手に取ってみれば、それは…

彼女

ひっ……、

彼女

腕…？

彼氏

そう、正解。

彼氏

君が欲しがってた物だよ？

彼女

え…もしかして…

彼女

あの人？

彼氏

そう！よく覚えてるね！

彼氏

次の箱も開けて？

彼女

嫌だ、開けたくない。

彼氏

開けてくれないの？

彼氏

頑張ったんだけどなぁ…。

彼が何か片手に持っているのに気付く。

すっと見てみればそれは血にまみれた包丁。

彼氏

じゃあ、開けてくれないならその中身の物、君から貰うってので良いかな？

この中身が何なのかはよく分からないけれど、

少なくとも自分の体の何処かが取られるのはわかった。

彼女

開ける……。

彼氏

ほんと？ありがとー。

彼女

え…、

彼女

何これ…、髪の毛…？

彼氏

髪の毛だけじゃないよ？

彼女

あっ…！

彼女

学級委員の子…！！

彼氏

そう、この子しぶとかったんだよ？

彼氏

物凄い生命力でさー、

彼氏

どれだけ刺しても死んでくれないの、

彼氏

刺しても刺しても暴れちゃったんだ、

彼氏

だからちょっと髪の毛切れちゃった。

彼氏

ごめんね？

彼女

ぁ………。

すっと頭を箱から取り出し泣く、

私があんな事言わなければ……

ごめんなさい。

彼氏

最後の箱あけて？

彼女

う、ん……

彼女

これ……、

彼女

あんたの目……。

彼氏

すごーい。

彼氏

よくパッと見で僕の目だってわかったね。

わかるのも当たり前なのかもしれない。

だってこれまでのプレゼントは、

全部｢欲しい｣と言った物だったから、

彼氏

プレゼント、気に入ってくれた？

彼女

…………………。

彼女

うん。気に入ったよ。

彼氏

よかった、

彼氏

また欲しいものあったら言ってね。

彼氏

君が欲しいもの、全部あげるから。

主

終わらせました。

主

もうちょっと違う方向に走らせたかったな(´・ω・｀)

主

でも最近こーゆーの書いてなかったから書きたくなった。( ´•౪•`)‬

主

あと少しで3時ですね。

主

投稿時間、期限は絶対守ります。

主

では、

主

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朱狐@データぱぁなっちゃった✰

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