高倉雅
…桜?どこに行くん
桜遥
ん
高倉雅
…
高倉雅
…杏西
桜遥
おい
土屋
!?
桜遥
今の話詳しく聞かせろ
土屋
だ…誰…あんたら
桜遥
さっきのヤツと同じクラスのもんだ
高倉雅
私はその護衛者
桜遥
今の話詳しく聞かせろ
土屋
……、
そこから土屋と杏西は幼なじみで小さい頃からよく遊んでいたこと
そこでわかったのは「長門はKEELというチームに入っている」ことがわかったらしい
土屋
長門はそんなことするような子じゃなかった
土屋
だから今日杏西が、長門をここへ連れてきて話を聞くはずだったんだけど…
土屋
1人で…ボロボロになって帰ってきた…
土屋
理由を聞いても詳しく話してくれないし、ヤバいって言っているのに「個人の問題だ風品は巻き込めない」って…
高倉雅
………
土屋
自分だけでなんとかしようとしてる…
高倉雅
なるほどな
確かに杏西の「巻き込めない」っていう気持ちもわからなくない
土屋
っ……
桜遥
!?
桜遥
なな…なんで泣くんだよ
土屋
幼なじみが大変なときに何もできないっ…!
土屋
待ってるだけしかできないのが悔しい…
土屋
自分に力がないのが悔しい…!!
高倉雅
土屋さん
土屋
…!
高倉雅
それ私らに任せて
土屋
えっ…?
高倉雅
私は今まで「桜遥の護衛」としてずっといた
高倉雅
でもやっぱり過ごしていくうちにわかった
高倉雅
コイツは「風鈴を守ろう」としている
高倉雅
なら私はそれを護衛しなきゃいけない
高倉雅
私は風鈴の護衛者になる
桜遥
…!!
高倉雅
…それならその杏西の悩みも私らの悩みになるでしょ
桜遥
つまりはその長門ってやつをここに引っ張ってくりゃあいいんだな
桜遥
だっだから…
桜遥
ま…任せとけ……
土屋
風鈴って強いんだね笑
土屋
ありがとう
桜遥
べっべつにお前が泣いてっから仕方なくだよ!
土屋
あはははっ!だったら尚更ありがとうじゃん
土屋
えっと…
高倉雅
高倉
土屋
高倉さんとありがとうございました
高倉雅
ん
高倉雅
話してくれたからには絶対に杏西も長門も取り戻すから
桜遥
だな