カーテンの隙間から差し込む鬱陶しいくらい明るい朝日
あー、、今日も生きてんだ、。
めんどくさ、。
この間の花屋の女との騒動から一ヶ月
最近はあの道を通らなくなった
あいつに会いたくないし…まぁ、会っても覚えてないと思うけど
玧其¦…ごみ捨てに行かなきゃ、。
最初は売れなかった曲も、最近は割と使って貰えるようになって、人並み以上の生活ができるようになった
壁が薄くて曲一曲作るのにも一苦労だった部屋からは出て、防音の部屋があるマンションに引っ越した
俺には贅沢過ぎかもしれないけど、自分がやりたくて続けてるんだから仕事をする環境位はちゃんと整えたかった
まぁ、とりあえずいいマンションに引っ越しただけあってごみ捨てに行くのでさえ精一杯なわけで…
なっがい階段降りて態々朝日を浴びなければいけない
エレベーター使えばいい話なんだろうけど、閉所恐怖症なもんで無理なんだよな…
玧其¦…あ~、、まじめんどい、。
今日は朝から隣がなんだか騒がしい
誰か引っ越してきたのか、?
いやそんなことないな、。
いやそんなことなくないか、。
もうどうでもいいか、、別に関わんねぇし…
ピンポーン…
インターフォンが鳴る。
絶対挨拶とかそういうやつだよな、。
めんどくせぇ、、でも居留守使うのもウザイから出るか、。
頭を荒く掻きながら首元が寄れて鎖骨が見えきってる服のまま出てく
さすがにこれじゃヤバいか、?
なんて考えたけどどーでもよかった。
ガチャ_
玧其¦…はい、。
めんどくせぇと思いながら眩しい程の光がてらずその人の顔を見る為顔を上げる
その瞬間に後悔した
「あ、!よかったでてきてくれた!今日隣に越してきましたパクです!」
目前に立っていたのはこの間の花屋の女だった。
俺が人生最悪の黒歴史を残したあの場所にいた人間。
「今後、協力していただくことあると思うので、よろしくお願いします!!」
玧其¦…はぁ、、
「あ、それと!うちのお花屋さんまた来てください!」
玧其¦え、?…
「あれ、?忘れちゃいましたか、?この間私のお店で言ったじゃないですか…俺、お前に興味あるみたいって。」
玧其¦ッ、!…ぁ、、覚えてたんすね…
「ㅎㅎそりゃあ覚えてますよ!初めてあったのにあんなこと言われたら覚えちゃいます!ㅋㅋㅋㅋ」
玧其¦あ、あはは、…ㅋ
最悪だ、。恥ずかしい
なんで覚えてんだよ、。忘れりゃあいいのに、。
でもなんでこいつはずっと笑ってる、?
何が楽しいんだ?
「ねぇ、閔さん。この間聞こえなかったですよね?」
玧其¦…何がですか、?
「私も、あなたに興味があるって…言ったこと。」
あいつが隣に引っ越してきた日から俺の人生は変わった
朝日が嫌いだったのに
朝起きたらまずベランダで日に当たる
俺が一番嫌いなことをしてる。
これを一日に二回
朝と、、"あの時間"
~...♪__
今か、。
そう感じれば俺はゆっくりベランダに続くドアを開けた
やっぱりいる。
今日もいる
同じ景色
同じ場所にあいつはいる。
俺は問うた
『なんでお前は歌うんだ?』
静かにその薄い唇を開く
「彼に届く気がするのよ…」
そうポツリと呟いたお前は、悲しそうに微笑んだ
沈黙が続いた
俺は煙草を吸った
何も考えないように
その言葉の意味を詮索しないように
別にこいつは俺の女じゃないのに
全てを知りたくなかった
感じたくなかった
男の影なんて_
コメント
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すんごい雰囲気大好き(n回目)
あっ…(語彙力下さいお願いします
萌え萌えきゅぅぅん♡って感じだねぇ(は