md
〜♪
はぁあ…何だかスッキリした感じ。
md
ふふっ
でも…、何か引っかかる。
…運営と一緒にゲーム出来なくなったから?
1人になったから?
でもそれは…、俺が望んだから…っ、
md
…ポロポロ
あ、れ?
おかしい、なぁw
なんで涙なんか…
md
…ズビッ
md
あ…、もう夜だ…。
…野宿できるところ探さなきゃ…
md
何、ここ…
md
洞窟…?
md
…ここでしばらく過ごそうかな。
ご飯食べたり色々して…
md
ふぅ…
md
そろそろ寝ようかな…
そう呟いた瞬間。
とてつもない睡魔が襲ってきて、それに逆らうことなく、俺は重たい瞳を閉じた。
kyo
どりみ〜?
rd
みどりー!!
rd
怒らないから出てこーい!
kn
それ絶対怒るやつ…w
rd
…ギクッ
re
ほら!早く探そー!!
kyo
お前ら何やっとんのや!
rd
ごっめーん☆
kyo
…はぁ
rd
え、ごめんって
kyo
はよ行こ。
rd
は〜い…
kn
別れて探す…?
re
それがいいかも
rd
よし!じゃあ俺はこっち!
kyo
じゃああっち行くわ
kn
じゃあ俺はあっち〜
re
じゃあ俺はあっちだね。
rd
ばいばーい!
kyo
見つけろよ〜!
re
他力本願…w
kn
行ってきまーす
ザクッ…ザクッ…
砂利道を歩く音。
ザクッ!
シュー…シュー…
ポタ…ポタ…
何かを切って、何かが零れる音。
山の麓辺りの小道には、この2つの音が、入り交じって聴こえていた。
…
目の前は真っ赤。
目は開いてるはずなのに、空の色、闇の色は見えず、赤色しか見えなかった。
…w
俺は、
望んでこうした。
だから、構うなよ。
目の前には、何も無い。
ただ、強いて言うならば、
スマホの画面にヒビが入ったように、俺の視界も。
心も。
俺と仲間の絆も。
ヒビが入ってしまった。
ねぇ、起きて。
早く。
早く、早く。
少しでも、早く。
構わないわけ、ないでしょ?
だって、俺だよ?
俺は仲間が最優先、なんだから。
安心して。