ある夏の日の出来事だった
俺が15の時。
友達と家で遊んでから いつもの電車を使って帰ろうとした
その日の、出来事だ。
橘 渚
佐藤 和樹
佐藤 和樹
橘 渚
佐藤 和樹
佐藤 和樹
佐藤 和樹
橘 渚
佐藤 和樹
橘 渚
珍しく人少ねーな
この時間、大体通勤帰りの おっさんが多いのに
橘 渚
10分後
なんか遅くね…?てかなんか…
眠く…なって…
いつもは寝ないはずなのに この日は何故か眠ってしまった
眠る少し前にチラリと見えたが 俺以外の乗客も 眠っていた
感覚だが、いつもは10分 ちょっとで次の駅に付くはずなのに この日は何故か、30分くらい…
かかっていたんだ。 最寄り駅だったし、よく使っていた から覚えてる。
この時点で違和感を感じていたが それを覆す程の出来事が 俺の身に起きたんだ
終電
きらさぎ駅です
ご乗車の方は〜……
きらさぎ…?
初めて聞く駅の名前だ。 とりあえず俺は終電との事なので 電車から降りる事にした
橘 渚
明かりは多少付いているが チカチカしていて薄暗い印象だ
椅子とかもあるけど どことなくボロい 錆、苔があって座れるもんじゃない
無人の駅だ…
正直気味が悪い… 早くここから帰らなきゃ
と思い、数十分電車を待ったが 一向に来る様子がなかった
橘 渚
ボロいトイレ、トンネル お墓。
そして
公衆電話
家族に電話をかけて 向かいに来てもらおう
ちょうど500円持っている。 これで家族に電話をかければ…
橘 渚
橘 渚
橘 渚
ポケット、胸ポケット、 リュック
ありとあらゆる所を探したが 手帳がなくなっている。
橘 渚
自分で言うのもなんだが 几帳面の俺が物を落とすなんて 自分でも考えがたかった
だけど、俺はもしもの可能性。 「何処かに落とした」を 頭に過ぎらせた
落としただけなら 探せばいい
こんな所をうろつくのは 心底嫌だが、一秒でも 早く帰りたかった俺は迷いなく 捜した。
橘 渚
橘 渚
橘 渚
橘 渚
橘 渚
橘 渚
雜輸痲#'∧³*&&##⊆Å∋∝√⊇√
∛∔∋⊇∠⊃∢∠∤∪∥⊇⊃∜∫∵≨∞≩<≧<÷>>
俺は手が震えた
この手帳は俺の物じゃない
そして この手帳に書き込まれている文字は 俺が知っている日本語じゃない
かといって外国語かと言えば そうでもない。
異国語…まるで文字化けした ようだ
不気味、気味が悪い、鳥肌が立つ
呼吸が乱れるのを感じる
俺は来ては行けないような 所に来たんだと、実感する。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!