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ヴァレリア
ねえチカ！！
チカ
なに〜お姉ちゃん？
ヴァレリア
歌詞ドッキリしよ！
チカ
え
ヴァレリア
だーかーらー歌詞ドッキリ！！
チカ
なんで？
ヴァレリア
やりたいから
チカ
………いいけどさ
ヴァレリア
誰に仕掛ける？
チカ
うーん………………ななもりさんとフランちゃん？
ヴァレリア
オッケー！！
チカ
お姉ちゃんから初めてよ
ヴァレリア
はーい
ヴァレリア
「昨日人を殺したんだ」
ななもり
警察行こっか
フラン
玩具にしたのー？
チカ
君はそう言っていた。
ななもり
誰が？
フラン
ヴァレリア？
ヴァレリア
梅雨時ずぶ濡れのまんま、
ななもり
風引くよ！
フラン
やっぱお母さん………
チカ
部屋の前で泣いていた。
ななもり
えー？
フラン
ヴァレリア
夏が始まったばかりというのに、
ななもり
あー6月頃？
フラン
(￣∀￣)
チカ
君はひどく震えていた。
ななもり
寒いのかな？
フラン
(｀・ω・´)だと思う！
ヴァレリア
そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。
ななもり
かっこいい風w
フラン
。・°°・(＞_＜)・°°・。おねーさまがプリン食べたあ
チカ
「殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ。
ななもり
あれ………学校通ってた？2人
フラン
もう嫌になって肩を突き飛ばして、
ヴァレリア
(！？)打ち所が悪かったんだ。
ななもり
え、え、え？
チカ
もうここには居られないと思うし、
フラン
どっか遠いとこで死んでくるよ。」
ななもり
ダメダメ！！！！！！
ヴァレリア
そんな君に僕は言った
ななもり
止めたんだよね！ねえ！ねえ？
チカ
「それじゃ僕も連れてって」
ななもり
なんで？
フラン
財布を持って、ナイフを持って、
携帯ゲームもカバンに詰めて、
いらないものは全部、壊していこう。
あの写真も、あの日記も、
今となっちゃもういらないさ。
人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ。
携帯ゲームもカバンに詰めて、
いらないものは全部、壊していこう。
あの写真も、あの日記も、
今となっちゃもういらないさ。
人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ。
ヴァレリア
(えー)
ななもり
うん、警察行こう
ヴァレリア
そして僕らは逃げ出した。
この狭い狭いこの世界から。
家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で。
遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。
もうこの世界に価値などないよ。
人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか。
君は何も悪くないよ。君は何も悪くないよ。
この狭い狭いこの世界から。
家族もクラスの奴らも何もかも全部捨てて君と二人で。
遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。
もうこの世界に価値などないよ。
人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか。
君は何も悪くないよ。君は何も悪くないよ。
ななもり
いや悪い
チカ
結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。
そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた。
君の手を握った時、微かな震えも既に無くなっていて、
誰にも縛られないで二人、線路の上を歩いた。
そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた。
君の手を握った時、微かな震えも既に無くなっていて、
誰にも縛られないで二人、線路の上を歩いた。
ななもり
引かれて死ぬよ？
フラン
金を盗んで、二人で逃げて、
どこにも行ける気がしたんだ。
今更怖いものは僕らにはなかったんだ。
額の汗も、落ちたメガネも、
「今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。」
どこにも行ける気がしたんだ。
今更怖いものは僕らにはなかったんだ。
額の汗も、落ちたメガネも、
「今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。」
ななもり
罪重くなるよ？
ヴァレリア
いつか夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら、
汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな？
「そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ。
シアワセの四文字なんてなかった、
今までの人生で思い知ったじゃないか。
自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる。」
汚くなった僕たちも見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな？
「そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ。
シアワセの四文字なんてなかった、
今までの人生で思い知ったじゃないか。
自分は何も悪くねえと誰もがきっと思ってる。」
ななもり
あーね
チカ
あてもなく彷徨う蝉の群れに、
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り狂う鬼たちの怒号に、
バカみたいにはしゃぎあい
ふと君はナイフを取った。
「君が今まで傍にいたからここまでこれたんだ。
だからもういいよ。もういいよ」
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り狂う鬼たちの怒号に、
バカみたいにはしゃぎあい
ふと君はナイフを取った。
「君が今まで傍にいたからここまでこれたんだ。
だからもういいよ。もういいよ」
ななもり
殺し合い始まる？
フラン
「死ぬのは私一人でいいよ」
ななもり
？？？？？？？
ヴァレリア
そして君は首を切った。
まるで何かの映画のワンシーンだ。
白昼夢を見ている気がした。
気づけば僕は捕まって。
君がどこにも見つからなくって。
君だけがどこにもいなくって。
まるで何かの映画のワンシーンだ。
白昼夢を見ている気がした。
気づけば僕は捕まって。
君がどこにも見つからなくって。
君だけがどこにもいなくって。
チカ
そして時は過ぎていった。
ただ暑い暑い日が過ぎてった。
家族もクラスの奴らもいるのに
なぜか君だけはどこにもいない。
ただ暑い暑い日が過ぎてった。
家族もクラスの奴らもいるのに
なぜか君だけはどこにもいない。
フラン
あの夏の日を思い出す。
僕は今も今でも歌ってる。
君をずっと探しているんだ。
君に言いたいことがあるんだ。
僕は今も今でも歌ってる。
君をずっと探しているんだ。
君に言いたいことがあるんだ。
ななもり
九月の終わりにくしゃみして
六月の匂いを繰り返す。
君の笑顔は
君の無邪気さは
頭の中を飽和している。
六月の匂いを繰り返す。
君の笑顔は
君の無邪気さは
頭の中を飽和している。
ヴァレリア
(気づかれたー)九月の終わりにくしゃみして
六月の匂いを繰り返す。
君の笑顔は
君の無邪気さは
頭の中を飽和している。
六月の匂いを繰り返す。
君の笑顔は
君の無邪気さは
頭の中を飽和している。
チカ
誰も何も悪くないよ。
君は何も悪くはないから
もういいよ。
投げ出してしまおう。
君は何も悪くはないから
もういいよ。
投げ出してしまおう。
フラン
そう言って欲しかったのだろう？
なあ？
なあ？
ヴァレリア
なんで気づいた！？
ななもり
ころちゃんが歌ってたから
フラン
調べた
チカ
フランちゃんw
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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