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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

光一

はぁ……

光一

全くどうして…

光一

なぜ俺はこの歳で彼女ができないのだろうか

光一

おかしいな…

光一

顔は比較的いい方なんだけどな…

杉山 光一(すぎやま こういち)

新社会人となり一人暮らしを始める

仕事もそれなりに慣れてきた頃欲が 芽生えて彼女が出来たらなど仕事とは関係 の無い事も考える事ができるほど余裕ができてきていた

もちろん世の中そんなに甘くない そんなものは知ってるのにも関わらず 何故か希望を持とうとしてる

光一

うぇー……

光一

やっぱり出会いを求めないといけないか〜

光一

てなるとやっぱり時間が必要だよな〜

光一

まだ俺は仕事の流れをやっと掴んだ程度だからな

光一

彼女の事とかはまだ気にする必要もないか

光一

まぁ居てくれたらきっと頑張れるんだろうけどな…

ミケ

ニャー

光一

んー?

光一

ご飯か?

ミケ

ニャーニャー

光一

ハイハイちょっと待ってな…

そんな我が家には癒しの存在がいる

三毛猫のミケだ

実は拾い猫である

自宅にと帰る途中に子猫の声がして その声を辿ったらこいつに会った

子猫で近くに親猫もいなくて さすがにほっとけないので 家に連れ帰ってそこから一緒に暮らしてる

まぁよくある話だよな

家に帰るといつもミケは迎えに来てくれる まるで犬みたいだと思ってる

むしろこいつ前世が犬だったんだな? て思うくらい猫なのに犬みたいな行動を よくするのだ

ミケ

ニャー

光一

待て待て!

光一

飯は逃げねぇよ

光一

ほら食べやすいように解しておいたからな

ミケ

ニャー

こいつと出会って2年ぐらい もう子猫じゃなくて大人の猫だろう

大きくなって気づいた こいつメスだったのだと

オスと比べて体格が少し細身なのだ まぁだからなんだってことだよな

オスでもメスでも帰る家に動物が居ること それだけでうれしいからな

光一

ふぁ〜あ

光一

ちょっと疲れちゃったな

光一

風呂はいって今日はもう寝るか…

翌日

朝起きて朝食を作り食べる 歯を磨き服を着る

弁当は昨日の残り物をタッパーにつめて それで完了である

家の鍵を持ち玄関まで行く 最後に忘れ物がないかを確認して家を出る

光一

そんじゃあ行ってきマース

ミケ

ニャー!

光一

大丈夫だって

光一

また夕方くらいには帰れるから

ミケ

ニャー…

光一

退屈だろうけど待っててな

ミケ

ニャー…

そう言って俺は家をあとにした

ミケ

………

ミケ

(ご主人様行っちゃったニャ…)

ミケ

(私もなにかご主人様のお役にたちたいニャ)

ミケ

(でも、私は所詮猫だからご主人様に恩を返す事はできないニャ…)

美しい女性

あらあら?何悩んでるのかしら?

ミケ

!?

ミケ

(お前どうやって部屋に入ったにゃ!?)

ミケ

(出ていけにゃ!)

美しい女性

そんなに怒らなくてもいいじゃない

美しい女性

私はあなたの願いを叶えてあげたいのよ

ミケ

(フニャ!?)

ミケ

(そ、そんな怪しい誘いには……)

美しい女性

あなた恩返ししたいんでしょ?

ミケ

(そりゃしたいにゃ!)

美しい女性

だから私がその願いを叶えてあげるっていうの

ミケ

(私の願いを叶える事なんて…)

美しい女性

私実はあなたみたいな猫ちゃんの願いを叶えたことあるのよ

ミケ

(めちゃくちゃ怪しいにゃ!?)

美しい女性

その子の願いはあなたと同じご主人様の助けになりたいって事だった

美しい女性

で、私はそれを叶えてあげたの

美しい女性

人間の役に立ちたいなら

美しい女性

あなたが人間になってしまえばその問題は解決するでしょ?

ミケ

(そ、そうかも知れにゃいけど…)

美しい女性

なら決まりね

美しい女性

私があなたを人間の姿に変えてあげるわ

美しい女性

見た目についてはあなた好みに変えられるけど?

ミケ

(もし変えれるにゃら…)

ミケ

(ご主人様好みの姿がいいにゃ!)

美しい女性

あなたのご主人様好みねぇ…

美しい女性

どんなのが好きなのか分からないのかい?

ミケ

(そこにあるぱそこんって機械にニャら何かあると思うにゃ!)

美しい女性

どれどれ〜?

美しい女性

ハイハイなるほどね

美しい女性

幼女姿の金髪でツインテの瞳はエメラルドのような瞳ね

美しい女性

あなたのご主人様変態さんなのね

ミケ

(???)

ミケ

(へんたいさんってナンニャ?)

美しい女性

まぁ分からなくてもいいわ

美しい女性

それじゃあ姿はそれにするわよ?

美しい女性

最後に語尾にニャをつけるかつけないか選択できるけど?

ミケ

(とりあえず付けておくにゃ!)

美しい女性

了解

美しい女性

それじゃあ今からあんたにある魔法をかけるわ

美しい女性

その魔法が唱え終わったらあんたは人間の姿になってるはずだからね

ミケ

(分かったにゃ!)

ミケ

(ぶっちゃけあんまり信用してないけどニャ…)

美しい女性

じゃあ生まれ変わった姿をご主人様に見せてあげなさいね

そう言ってその美しい女性は 何かを唱えそして唱え終わると姿を消した

光一

あ〜今日は一段と疲れた〜

光一

ミケ〜?

光一

モフモフさせてよ〜

ミケ

ほんとに人間になれてるにゃ!

ミケ

あ!ご主人様おかえりなさいニャ!

光一

!!?

光一

だ、誰だあんた!?

ミケ

ミケと名付けてもらったにゃ!

光一

お前ほんとにミケなのか?

ミケ

ミケにゃ!

光一

てかなんで人型に?

光一

しかも俺好みの姿になってるんだが?

光一

あれ?これって俺が疲れすぎて見てる夢かな?

光一

ほっぺ抓ってみようかな…

光一

イダダダダ!

光一

痛いということは…

ミケ

だからホントにゃ!

光一

まじかよ!?

ミケ

実は私前から恩返ししたかったんニャ!

ミケ

拾って貰った時からご主人様の優しさに触れて

ミケ

私もご主人様になにかしてあげたいと思ってたんにゃ!

光一

いやもうその心だけで十分よ?

ミケ

ミケはそれじゃあ満足しないにゃ!

ミケ

だからたぶん魔法使いのお姉さんに頼んで人間にさせてもらったにゃ!

光一

いつそんな人来たの!?

光一

俺ちゃんと戸締りしたよね!?

美しい女性

まぁ私魔法使いだから?

光一

うぇ!?

光一

どこから現れやがった!

美しい女性

まぁその辺はほっといて

美しい女性

ミケちゃんはあんたの為に人間になったんだよ?

光一

いやだから確かに嬉しいけどわざわざ人間にならなくてもね

ミケ

迷惑でしたかにゃ?(ウルウル

美しい女性

あー眼がウルウルしてるよぉ?

光一

もうめっちゃ嬉しい!

光一

俺なんかのためにそこまでしてくれてサンキューな!

ミケ

ご主人様ー!

そう言ってミケは光一に抱きついた

光一

やめろ!恥ずかしい!

光一

あと今俺汗臭いからくっつくな!

美しい女性

幸せそうだね〜

光一

何ジロジロ見てんだよ

美しい女性

いやね?

美しい女性

ちゃんと愛を与えて生活した動物とこうしてちゃんと目に見える形であるのがさ

美しい女性

なんか美しくてね

光一

ハイハイそーですか

美しい女性

どうだい?一緒に暮らしてた動物と話が出来た感想は?

光一

そんなもん嬉しいに決まってるだろ

光一

ふだんコイツが何思って生活してたのとか聞けたらそれは楽しいだろうな

美しい女性

そりゃよかった

美しい女性

私もいい仕事をさせてもらったよ

美しい女性

それじゃああんたら”2人”今後とも幸せにな

光一

あぁ…

光一

誰だかしらねぇけどありがとな

ミケ

ねーねーご主人様!

光一

ん?

ミケ

私ねご主人様とお話ができるようになったら言ってみたい言葉があったの!

光一

へぇー!それは気になるな!

ミケ

それはねー

ミケ

ミケをご主人様の彼女さんにして欲しいの!

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