TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

すとぷり 6人兄弟物語

一覧ページ

「すとぷり 6人兄弟物語」のメインビジュアル

すとぷり 6人兄弟物語

2 - 忘れることのできない過去

♥

161

2021年12月20日

シェアするシェアする
報告する

 

人間誰しも思い出したくない記憶はあるよね

 

しかもその記憶はなかなか消えない

 

悪いときは夢に出てくることもある

 

そんなこと経験したことない?

 

人間ってこういうところめんどくさいよね

je.

~~~~!

co.

~~!

ro.

~~💢

ri.

~~~www

na.

www

今はみんなで学校に向かっている。

俺はこの光景を見ながらにいちゃんについてきて良かった、と改めて思った。

こんな平和な毎日がずっと続くといいなぁ…。

sa.

あ、俺ところんこっちだわ。じゃあまたあとで!

co.

またね~!

ri.

いってらっしゃい!

大きく手をブンブン振る弟を横目で見ながら学校へ向かった。

sa.

うわ、待って今日数学あるんだけど

co.

え、数学楽しーじゃん!パズルみたいじゃない?

sa.

おま何言ってんの。高校数学とか覚えること多すぎてヤバくね?もうやめた授業寝るわ。

co.

えーwあ、僕も今日世界史の授業あるわ、寝よ

sa.

おい授業はちゃんと受けろw

co.

にいちゃんだって寝るつもりじゃん!

sa.

俺はいいんだよw一応平均以上は取れてるし

co.

ずる!

そう言ってほっぺを膨らます弟は幼稚園児に見えた。

そんなこんな話していたら学校に着いた。

sa.

じゃ、俺こっちだから。あと俺、今日委員会の仕事あるから一緒に帰れねえ

co.

知ってるw前も言ってたじゃんw

sa.

あ、そうだっけ?そんじゃーな!

co.

またあとで!

そう言って弟とは別れた。

??

お前なんでいつもそうなんだよっ!!

ガッ

co.

ごめんなさいごめんなさい…ポロポロ

??

おい誰が泣いていいって言った!?

ボコッ

もう嫌だ…こんな、こんな『父さん』嫌だ…!

モブ1

おい、ころん、大丈夫か?

co.

…ハッ!

その声で目が覚めた。

そうだ、今は世界史の授業中。

途中で寝てしまったらしい。

co.

うん、大丈夫。起こしてくれてありがと

モブ1

いやお前めっちゃ汗だくだし、ずっとハアハア言ってたぞ

確かに頬に汗が伝っていた。

co.

確かにちょっと体調悪いかも

モブ1

じゃあ保健室行ってこいよ

co.

うん

モブ1

先生ー!ころんが体調悪いみたいなので保健室へ行きたいそうです

先生

おう、そうか。ころん、大丈夫か?付き添いはいるか?

co.

いえ、大丈夫です。1人で行けます

先生

そうか、気をつけろよ

co.

はい

そう言って保健室へ向かう。

あーあ、まぁた見ちゃった。

もう何度も見飽きた夢。

それは昔の僕の記憶。

いや、僕たちの記憶。

あの時殴られたのは僕だけで済んだから良かった。

いや、ななにぃも殴られたのかな?

もう二度とあんな思いをして欲しくない。

特にるぅとくんには…

父さんを『知らない』るぅとくんにはあんな思いさせたくない。

コンコン

co.

失礼しまーす

保健室の先生

あら、ころんくんね、先生からさっき電話が来たわ。とりあえず熱を測って。はい

そう言われて体温計を渡された。

co.

ありがとうございます

ピピピピッ

『37.5』

体温が少し高い。

保健室の先生

何度だった?

無言で体温計を渡した。

保健室の先生

37.5度ね…今日は早退しましょう、とりあえずこのベッドで寝て待ってて。今から教室に電話するから、家に持ち帰る荷物とかある?

co.

筆箱とクリアファイルだけお願いします

保健室の先生

わかったわ、おうちに誰かいる?

co.

いません

保健室の先生

そう…あ、ころんくん大学生のお兄さんがいたわよね、お兄さんに連絡を入れるわ

co.

あの…1番上の兄に連絡を入れてもらえませんか?2番目の兄は心配性なんです

保健室の先生

ふふっ、わかったわ、とりあえず寝て待ってなさい

軽く会釈をしてベッドに潜り込んだ。

カーテンを閉める先生を確認してゆっくり目を閉じた。

真っ暗だ。

足音が聞こえる。

誰かが近づいてくる。

姿は見えなかったけど誰が近づいて来るかは自然とわかった。

co.

やめて…!来ないで…!誰か…お兄ちゃん助けて…!!

co.

ハッ!

また汗だくの状態で目が覚めた。

心配そうなお兄ちゃんが横にいる。

でも察してくれたからか

na.

帰ろっか

と、何も言わずに微笑みながら言ってくれた。

次回に続く…

すとぷり 6人兄弟物語

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

161

コメント

1

ユーザー

続きが楽しみです! 連載ブクマ失礼します

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚