連れられるまま
着いていくと
少し古びた
一軒家に着いた。
純
純
亮太
澄子
奥から
女性のような声が
聞こえてくる。
母親、なのかな。
お母さん···。
『見てみて!』
『これ、お母さん!』
『私の似顔絵描いてくれたの?』
『ありがとう。』
『大好き。』
『私のほうが好きー!』
こんな昔のことを
今になって思い出す。
澄子
エプロンを着けた
女性がやってくる。
顔立ちが純に似ている。
やっぱり、親子かな。
澄子
純
澄子
澄子
澄子
純
透
透
二階から階段を降りて
男性が降りてきた。
お父さんにしては
若いな···。
透
純
騒がしい一家。
うちとは大違い。
うちも
お母さんがいた頃は
こんな感じだったんだけどな···。
純
純
澄子
透
澄子
澄子
澄子
透
澄子
澄子
澄子
亮太
純
本当に騒がしい。
元気でいいな。
千夏
千夏
澄子
みんなでちゃぶ台を囲んだ。
ちゃぶ台の上には
人数分のお茶と
なぜかみかんが。
今は夏だし
季節外れ。
澄子
澄子
澄子
多分
一生呼ばないな。
透
透
透
透
語尾に☆がある時点で
だめだな、これ。
千夏
千夏
千夏
澄子
透
澄子
一気に真面目な雰囲気になった。
メリハリが凄い。
すぐみんなが静まって
空気が張り詰めた。
千夏
千夏
千夏
澄子
澄子
千夏
自殺を止められる理由が
全然わからなかった。
今日会ったばかりの人なのに。
澄子
澄子
澄子
心配なんて。
そんなもの。
千夏
千夏
澄子
千夏
澄子
千夏
澄子さんはそれっきり
しばらく黙ってしまった。
澄子
澄子
澄子
千夏
千夏
純
透
亮太
続きます。
いいと思った分だけ
♡お願いします!
コメント
2件
ありがとうございます!
優しい家族ですね…次回も楽しみにしてます!