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sn side.

snのファン

ねぇ、早くこっちおいでよ

sn

や゛ッ…、

不気味な笑顔で近寄ってくる

どうしてこいつはこんなにも僕に執着するんだ

snのファン

ほら、早く

静かに、圧がある声を放つ奴に恐怖が限界を迎え

sn

ッ…!

僕は走っていた

ガチャッ

病室の鍵を開けて廊下を走る

sn

い゛ッ、ぁ

手術のあとの傷が痛んでいる

きっと傷が開き始めてしまったのだろう

でも、走らなければ、こんなに嫌なタヒに方でタヒんでしまうことになる

だから僕は、お医者さんや看護師さんに声をかけられても無視をして無我夢中に走った

僕は一体どこへ走っているのだろう

病院を出たら次はどこへ?

後ろを振り返ると奴はいる

流石にバレたくは無いのか、先程取り出していた護身用のナイフは見当たらなかった

snのファン

待ってよ~!

声をかけながら走ってくる

今までにないほどの恐怖を覚える

sn

ひ゛ッぅ、グスッ

恐怖からか、皆が居ない寂しさからか、

涙が沢山出てしまう

そんな事を考える余裕は無いから、涙なんて気にせず走り続ける

病院を出てすぐ、自然が沢山の庭らしき所へ出た

sn

はッ、はーッ、

sn

いだぃ…ッ、

1度、身を隠せる低木の後ろへ隠れて呼吸を整える

息を吸うと傷痕が痛む

sn

い゛ッ、…は~…、

sn

大丈夫…だいじょうぶ

どうしよう…家まで走ろうか?

それとも、病室に戻ろうか

そんなこんなで、奴の気配が消えたような気がしたから、僕は屈んでいたのから一気に立ち上がる

sn

いたいなぁ…w

sn

…皆、来てくれないかな

そんな甘い考えを、期待を

今すぐに捨てなければならない

だって彼らは「また"明日"来るから」と言って帰ったんだ

まだ日付が変わるまで何時間もある

さて、本当に困った

sn

どうしよう…ッ、泣

こんなに心の中では冷静ぶっているが、実際は凄く焦ってるし凄く怖い

snのファン

…見つけたよ

sn

ひッ…、!

突然声が聞こえ、僕は振り返ろうとしたが、それは途中で遮られてしまった

なんせ、にこっ、とした笑顔が僕の真横に見えるから

snのファン

ふふ…突然姿が消えるんだもん

snのファン

君は今手術後なんだからそんなに早く遠くまで行けないはず

snのファン

残された選択肢はひとつだけ

snのファン

"どこかに隠れて休む"

snのファン

または、"隠れて俺を惑わせる"

snのファン

ね?図星でしょ?

sn

ッ…ぁ、

snのファン

俺知ってるよ?

snのファン

メンバー3人はまた明日来るって言ってたの

snのファン

だからもうこの病院には来ないでしょ?

snのファン

だから、俺はその隙を狙った

snのファン

ほら、早くタヒのうよ

snのファン

俺と一緒にさ?

sn

ひ、ぁ…ッ、゛

慣れないものばかりで。

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