梨花
ん〜
梨花
ここはどこ?
梨花
森?
梨花
私、なんでここに居るの?
梨花
吊り橋?
梨花
私はどこで何をしていたの?
梨花
(思い出せない!)
梨花
グゥー
梨花
あっ、、
梨花
(お腹すいたな)
梨花
近くに食料ないかな?
5分後
梨花
ないなぁ
梨花
外も暗くなってきたし
梨花
今日はとりあえず寝ようかな
梨花
おやすみなさい
次の日
梨花
ん〜
梨花
おはよぉ〜
梨花
あれ?
梨花
そっか
梨花
私、森の中にいたんだった
梨花
今日は橋の向こうまで行ってみようかな
梨花
あれ?
真子
ふふっ
梨花
あれは?誰?
梨花
(黒いワンピースに)
梨花
(ロングヘア)
梨花
(何あれ、、)
梨花
(凄い不気味)
でも不思議と恐怖を感じない
梨花
あれ?
梨花
(勝手に足が)
梨花
動く
1歩
2歩
3歩
梨花
(あの子凄い不気味だけど)
梨花
(あの子に会いたい)
真子
ふふふっ
梨花
(あと半分)
スッ
真理
おねーさん
梨花
え?
梨花
(瞬間移動した?)
真理
おねーさんはまだこの橋を渡り切っちゃ行けないんだ
梨花
なんで?
真子
はぁ
梨花
貴方は誰?!
真理
いつか分かるよ
梨花
え?
梨花
(急に眠く)
パタン
私は橋の上にも関わらず強烈な睡魔に襲われてそのまま眠りについた
その後
梨花
ん?
お母さん
梨花?!
梨花
お母さん?
お母さん
良かった!
かくかくしかじか
15分後
そうだった
私は交差点で車に跳ねられて病院に運ばれたんだった
お母さんの話によると2日間眠っていて
さっきはかなり危ない状態だったそうだ
黒い少女と白い少女
なんだったんだろう
あの橋は生と死の境目だったのだろうか
今でもよく分からない
生と死の境目
真子
おねーちゃん!
真理
なぁに真子?
真子
あの人あとちょっとでここまで来れたのに!
真理
ダメよ
真子
なんでぇー
真理
はぁ
真理
何度言ったら分かるのかしら?
真理
あの人はまだ寿命が残っていたでしょう?
真子
うん
真理
寿命が残っている人はここにきちゃいけないの
真子
なんでぇー
真子
別に良いでしょー?
真理
良くないの!
真理
これ以上言っても無駄だからもういいわ
真子
だってぇー
真子
だっておねーちゃんはお仕事で忙しいし、
真子
誰も真子ちゃんと遊んでくれないんだもん!
真理
はぁ
真理
私ねこれからここを2日間留守にするの
真理
その間ここに来る人の案内出来る?
真子
うん!
真子は嬉しそうに元気よく答えたけれど
真子が何を考えているのかは
真理にも誰にも分からない