一覧ページ

キングダム夢短編集

第2話 - 昌平君

2023年08月24日

#キングダム

#夢小説

あ

信、怪我治ってきたね

信

そうだなー、もう咸陽から抜けてもいいかもな

羌瘣は？

信

あいつならもうとっくに出てったよ

信

ったく、治りがはえぇぜ

信

いいこった！！

ねぇ信

信

おぉ？

君、すごく楽しそうに話すね

信

？そりゃどういうこった？

羌瘣のこと好きでしょ

信

なっっっっ！！！！！

信

なななななななんだよ急に！！

というかさぁ

羌瘣が無事に戻ってきた時とか、、

あと貴方が１回死にかけた時とか

もうあからさまに好きじゃん

信

う、、、

…羌瘣もその気持ちは嬉しいと思うよ

信

んなこといいんだよ

ん？

信

……いや良くねぇこともねぇか

信

俺、いつも羌瘣が無事に戻ってこねぇかもしんねぇと思うと……すげぇ怖ぇ

……おっ、、

かァ〜〜！！！！

いつの間に……あの小さかった信が！

信

お前も小さかっただろが！

まだ私達は若いとはいえ、、

結婚、、とかしてみたいなあ

信

あぁん？

どうせアンタらはくっつくと思ってたよクソっっっ！！！！

信

クソとはなんだよクソとは

はァ〜〜

信

お前は？どうなんだよ

恋愛？

信

おぉ

あ、、、うん、そうだね

結婚はいつかしたい

信

だよなァ

好きな人もいるし

信

え？いんの？

いるよ、でも……

立場的に……どうなんだろうって

信

それで中々に絞られてきたぞオイ

信

まさか……政とか言わねぇよな

いや……

問題大アリでしょそれ

政は友達だよ

信

はァ〜ん……

もういいよ

辞めよ辞めよ

信

えっっ気になるだろ！！！

いいっての！

治ってきたんならさっさと出てく！

ホラ！

信

お前が治るまで待ってやるよ

いいから！！

信

ウゲッ

よ！政

嬴政

お前まだ残っていたのか

利き手を深くいったから

もう5日くらいは停めてね

嬴政

構わんが……

どうしたの？

嬴政

いや……

嬴政

こうして2人きりで話すのは久しいなと

あぁ〜……

いつも信とセットだもんね……

嬴政

……？

嬴政

どうしてそんな顔をしている？

え、

嬴政

顔が強ばってるぞ、何かあったか

うっっそ〜、、なにそれ

私政のこと好きになりそう

嬴政

冗談でも無理だな

ヴｯｯ

政まで私にピシャリと……うぅ

嬴政

……で？

信が

うちの副将……羌瘣のことが好きでね

多分羌瘣も信のこと好きだから……

近々結婚でもするんだろうなって

嬴政

……！！！

嬴政

……そうか

嬴政

ん？、まさかお前……

いや、違うよ違う

ただでさえ私は好きな人と一緒になれるかわからないのに

周りにいる仲間も次々に……、って考えると

なんか寂しいんだよ

嬴政

……

小さいよね、ごめん

嬴政

いや、大きかれ少なかれ悩みを口にするのはいい事だ

せ、

政ぃいいいい、、、っっ

嬴政

……

昌文君

……！？

昌文君

ぁｯｯお前！！！大王に抱きつくな！！

昌文君

この無礼者！！！

いでっっっ

し、昌文君んんん、、、、、っっ

昌文君

どわっっ今度は私に抱きつくな！！

昌文君、、好きだよ

昌文君

な、、、

昌文君

な、何事ですか大王様

嬴政

あぁ、、、

まぁつまり寂寥感というものですね

とりあえず政とや昌文君といると、、すごく

心が落ち着く

嬴政

はは、それはこちらもそうだ

嬴政

まぁ、だが……

嬴政

良い男を好きになったな

でしょう？

何だか分からないけれど話す機会が多くて……それに少し雰囲気もいいから

期待してるのかも

嬴政

なるほどな……

嬴政

……

嬴政

少し散歩でもしてきたらどうだ

うん、そうだね

ふぅ〜〜〜

あ、アンタ！もしかして飛信隊の？

こんにちは、お元気ですか

オイお前ら！！飛信隊の方だ！！

えっっ！？！？

どうしてこんなところに！？

少し怪我をしたので咸陽で滞在してます

そうかぁ！！！そうか！！

ゆっくり休んでくれよ！！！

信じらんねえ、、こんな近くで

ふふ、ありがとう

すっかり英雄だな、飛信隊は

えぇ、なんだか誇らし……い

……！？

そ、、

総司令……！？

総司令……

どうしてこんな所に……

それにその格好、、

昌平君

秦国は内部から変えねばならん

昌平君

もちろん政治だけではない

昌平君

商までもだ

わざわざ自ら下町まで？

昌平君

その通りだ

昌平君

いつもの格好は目立つので出来るだけ質素に……と

そこまで徹底して……

中華統一への信念は大王に負けず劣らずですね、素晴らしいです

昌平君

……お前は、まだ

えぇ、怪我を

昌平君

そうか、安静にすることだ

あ、ありがとうございます

昌平君

……

なんだろう

私の事に気にかけてくれるだけで

すごく嬉しい

そ、その

総司令……

昌平君

ん？

これからまだ見て回りますか？

昌平君

あぁ、王都だけでは無い

昌平君

少し馬を走らせようかと

危険では？

昌平君

見晴らしの良い道を行く、それに

昌平君

大人数だと市民と装うのに不便だからな

でも、その、、あの

昌平君

……？

昌平君

なんだ、ハッキリ申せ

……い、いや

昌平君

……

やっぱり大丈……

昌平君

共に来るか

え……

昌平君

馬に乗るくらいは出来るであろう

は、はい！！喜んで！

総司令の護衛として頑張ります！

昌平君

フ、そんな大層な話では無い

わ……

総司令が笑っ、、た

か、かっこいい

……

昌平君

……どうした

あっっっ！

い、いえ

微笑まれたお顔が魅力的なのでつい…

お、お気分を害したのならなんなりと罰を……

昌平君

いや……良い

昌平君

それより行くぞ、馬を取りに行け

はい！

そういえば…政……

大王様から直接耳にしたのですが

昌平君

直接？

ほら、私飛信隊の信と大体一緒にいるので……

昌平君

あぁ

…六将の復活と、それと

中華統一まで15年……と

昌平君

その通りだ、ここから私達は本気で取りに行く

昌平君

多くの血と汗を流すだろう

昌平君

……お前はどう思う

六将の座は正直……うちの隊長に狙って欲しいですけれど

そうですね

15年とは……

私は頭も良くないし戦略なんかもさっぱりですが……

中華統一の実現という年月においては難しいと、、私は思います

昌平君

そうか

けれど、15年は長くも短くもありますね

人間としてです

昌平君

！

15年後には私は30歳を超えてしまいます

あはは、この私が30……信じられない

昌平君

良い年頃だ

そういうものですか？

昌平君

あぁ、先日の反乱で咸陽に赴いた時、実践は久しぶりだったが……

昌平君

身体はまだまだ動く

……あの時の総司令も本当に格好良かったですよ

まさか貴方が文武両道とは

しかも私などよりも遥かにお強い

昌平君

…話していなかったからな

昌平君

すまなかった

え！？

いえいえそんな！私などに話していても良いことはありませ……

……！

昌平君

……！！

……総司令

昌平君

あぁ、約10人だ、再起不能に出来るか

……貴方様のご命令とあらば

あなた達秦兵……だよね

……ｯｯｯくそぉ！！

なんでこんなことに……

昌平君

…市民を狙っての強盗か

昌平君

国内でも紛争以外に野蛮なことは起こっているようだな

……武功を上げればこんなことしなくてもいいでしょう

二度としないでね

昌平君

……

どうしますか総司令

そっっっっ

総司令…………！？！？！？

昌平君

……律を私が見直す

良いのですか？

昌平君

あぁ

次見かけたらこの私が許しませんからね

う……

昌平君

私一人では殺していたやもしれん

昌平君

お前が居てくれて良かった

そんな！勿体ないお言葉です

総司令にお怪我が無くて良かった……

昌平君

お前……手は

左手を使ったので大丈夫ですよ

昌平君

無理はするなよ

私の事よりも自分を大切になさってください

もしかするとやはり……

何人か兵を連れて来た方が良かったのでは？

昌平君

いや、私とお前で十分だ、違うか

ふふっ、いえ、十分ですね

昌平君

ずっと気になっていた

え？

昌平君

随分俺に対しては謙虚ではないか

……！

わ、私ですか？

昌平君

あぁ

……無意識……ですかね

すごく、すごく尊敬してるんです

将来は貴方みたいなお方になりたいと何度思ったことでしょう

昌平君

河了貂にも同じ事を言われた

あははっ、そりゃあそうです

彼女は貴方様の弟子なんですから

昌平君

……どうだ、お前も俺の弟子にでもなるか

……まさか

私はもう飛信隊の一員です

昌平君

そこはハッキリしているのか、良い事だ

昌平君

てっきり誘いに乗るのではと思っていたが

…総司令のお傍に少しでも居れるのなら本望ですが

私は信の夢を見届けるまでは飛信隊から意地でも離れませんよ

昌平君

……俺の傍に居たいと言うのなら

……え？

昌平君

またこうして馬を並べよう

昌平君

落ち着いた時で良い

ほ、本当に！？ですか！？

嬉しいです！

嫌ではないですか？

昌平君

あぁ、嫌では無い

総司令、今日は、、えっと

すごく楽しかったです

昌平君

仕事のはずだったんだがな……

昌平君

俺も今日は楽しめた、礼を言う

ふふ、総司令

昌平君

？

途中から一人称が俺に変わっていましたよ

昌平君

！

私と居たら気が緩みますか

すみません、お仕事中に

この人は私のことをどう思っているのだろうか

どうも分からない

昌平君

何故謝る

昌平君

これはお前に気を許している証拠だろう

え、え

あ、ぁ、ありがとうございます

けれど

どこか期待している

昌平君

顔が赤くは無いか？

き、気の所為です

途端、何か頬に冷たい感触

あれ

なんだろう

……

いつもは距離が遠い総司令は

今、異様に近いような気がする

彼は、私の頬に触れていた

…………ぁっ、、？

そ、総司令……っ

総司令っ、！！？

ぁ、あああぁの、、これは、、なんですか

昌平君

……

そっ！！総司令！！！

昌平君

いや何、

昌平君

少々、揶揄いたくなった

なっっ

ど、、どういう

昌平君

……お前は分かりやすい

昌平君

勿論お前の好意にも気づく

……う、うそ

は、恥ずかしいっ、、！！

ごごごめんなさい！！迷惑ですよね！

昌平君

どう思う？

え、、

どう、なんですか

昌平君

同じ想いだ

…………

…………えっ？

冗談、ですか、、、？

昌平君

お前に嘘を着いたことは無い

…………総司令

昌平君

どうした

総司令は、総司令は、

昌平君様は……

昌平君

！

昌平君様はすごく……

分かりにくい……

分かりにくいですよ……

うっ、うぅっ、、、私……

私……今までずっと、貴方が何が何だか……分からずで、必死に……

昌平君

それは俺の足らぬところだ

昌平君

すまない

昌平君

では……

わっ、、

昌平君、様

昌平君

これで伝わるだろうか

私よりずっと背の高い昌平君様は

私を包み込むには十分で

あぁ、すごく…………

すごく安心する

……大好きです

昌平君様

昌平君

……全く

昌平君

いつから続けてきた？お前は

最初は、尊敬の念だけで

……最近の3年は、、ずっとあなたを想っていましたよ

昌平君

そうか……

昌平君

真愛

へっっっ

あ、はっ、はいっ

昌平君

良い時期になれば

昌平君

……俺からまた伝えることがあるだろう

……え？、

昌平君

それまでは今までのように……

昌平君

時々会って話でもしよう

もちろんです、、っ、！！！

あ、あの、昌平君様

昌平君

ん？

昌平君様は、、

総司令で、丞相で、大人で、格好が良くて……

そんな御方でも、私で良いのですか

私なんかでも良いのですか

昌平君

……謙虚になるな

！

昌平君

愚問だ、本気でなければこんな事は言わぬ

昌平君

言ったであろう、第一俺はお前に嘘を着いたことは無い

夢では無いですか？

昌平君

夢ではないだろう、俺には意思がある

昌平君様、私……

おそらくこの世で……この世で1番の

幸せ者です！！！！！

信

な、な、な、な、ななな、な

信

しょっっっ

信

しょっ、、、、、、、

あ、コラッ

信

昌平君んんンン！？！？！？！！？

信

だとぉぉぉおおおおおお！？！？！？

うわっっっ

羌瘣

……マジか

いやほんと冷静に驚くのも辞めて羌瘣

河了貂

おま、、おおおおま、おま、おまえ

河了貂

本当に先生がそう言ったのか！？！

河了貂

なあ！！！

そ、そうだよ

河了貂

まさか、、、まさか真愛が先生と、

楚水

なんの騒ぎですか？

ほらほらもう！！楚水まで来ちゃった！！！もう！！！！

信

昌平君……昌平君かぁ、、、昌平君ね

恥ずかしいなぁもうやめてよ

楚水

え、、まさか

そうだよ……

信

うわ！！こいつちゃっかり楚水には話してやがったな！！！

楚水は信用できるからね

羌瘣

確かに

河了貂

ははは、、、

これ、尾平らへんに漏らしたらマジで首斬るからね

羌瘣

私の首は斬らせないぞ

信

俺も斬らせん！！！がはは！！

……知ってますよ斬れないし戦闘力的に

……ソコォ！！松左！！！聞き耳立ててるのバレてるから！！

松左

げ、ばれてた

松左

ま、聞いてたけど俺もチクッたりはしねーから安心しろよ

まぁ、、、

でも、いいか

信

ん？

私、好きな人にも想いが伝わって、それに

飛信隊でこうして過ごせて最高な気分だ

こんなに良い人生は無いよ

羌瘣

フ、いいな、そういうの

えへへ、でしょう？

だからいつもありがとう皆

信、羌瘣、河了貂、楚水に松左

古参組も、新しく入ってきた人たちも

皆大好きだよ！！！！

信

へへ！！俺も！！！！

河了貂

俺も〜！！！

羌瘣

私も、、お前のことは好きだ

羌瘣ぃ〜！！！可愛いなあ〜もう〜

羌瘣

う、髪の毛がちくちくする、ヤメロ

信も河了貂もおいで

信

わ！！！

河了貂

ぬお！！！！！

みんなと一緒に過ごせる一瞬一瞬が大切なんだ

だから……出来る時に、こういう事をしておくんだ

ね！信！

信

お、おぉ

よし！今から全員に抱きつきに行ってやる！！！

河了貂

ご、、5000人だよ！？！？

信

カカカ！しゃーねえ！たまにはいいか！俺も行ってやらあ！！

信

楚水ーーー！！！

楚水

隊長ォオオオオオ！！！

河了貂

あれ、意外と楚水がノリ良い

松左ーーーっっ！！！

松左

おーおー

信

お前らあぁぁぁぁ！！！

田永！！！沛浪！！

田永

オオオオオ！！！！来い！！

沛浪

ぉぉおおおお！！！！！！！！

尾平

真愛〜〜！！！！！！！

尾平は下心あるから無理！！！！！！！！

尾平

なんでだあああああああああ

河了貂

お前らうるさああああああい！！！！

河了貂

さっさと寝ろ！！！！コラァ！！！

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

あ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

キングダム夢短編集

第2話 - 昌平君

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

#キングダムの新着小説
一覧

キングダム夢短編集

第2話 - 昌平君

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

#キングダムの新着小説一覧

#キングダムの新着小説
一覧