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rd

おらぁぁあッ!!

青鬼が振りかぶり神殿に ダメージを与える。

bd

もうここまで来たんや…、やったろーッ!!

md

( ……皆すごいな。

cn

あーあ、ちょっと残念だな

cn

もうちょい皆で遊びたかったよねw

rd

それはそうだけど…

rd

…ここまで来たら壊さないとムズムズする。

ru

……楽しかったなぁ、旅…

bd

せやな、なんだかんだ言って。

過去の事を思い出して語り合う。

不思議と5人は、死ぬ恐怖は無かった。

rd

………あ、

神殿の柱にヒビが入る。

ru

あと…少しだね。

rd

……そうだね。

rd

もう……壊していい?

青鬼が4人を順番に見る。

bd

構わん、行け

ru

大丈夫だよ

cn

即死魔法初めて掛かるな、ちょっと気になる

md

……ほんとに、良いの?

幽霊が強化された青鬼の手に触れる。

md

壊したら、ほんとに…

md

ほんとに、死ぬよ

rd

……だからぁ、知ってるってw

青鬼が幽霊の頭を撫でようとする。

青鬼の手がすり抜ける。

rd

大丈夫、

rd

じゃ、皆。

青鬼が大きく振りかぶる。

rd

ありがとな。

柱が1本、折れる。

柱が崩れたことにより、他の箇所も どんどん崩れていく。

神殿が、今。

壊された。

この世の景色とは思えない、 光と水に満ちた景色。

その場所は現実離れしていて、 地平線が見える。

rd

…………

………

少年。

目を覚ましなさい。

rd

………ん、…ぇ……?

rd

( ……ここ、どこだ…?

まだ目が覚めて時間が経ってない からか、頭に霞がかかっている ようだった。

rd

……?誰?

ありがとうございました

貴方達の行動は正しかった

rd

( ……この声、何処かで。

聞いたことのある声の主は、 人の形があるだけで何も見えない。

これで、人間が絶滅する前の世界に戻るでしょう。

rd

……あ、そうか…

rd

なら良かった。

rd

死んだのに人間が復活しなかったら馬鹿らしいもん。

私は貴方達に感謝しています。

貴方は…何か1つ、願いが
あるならば。

何を望みますか?

bd

………望むこと、?

はい、何でも、1つ。

bd

……

bd

生き返らせろ。

bd

あの4人と会いたい。

ru

皆を……生き返らせてください

ru

みどりくん…

ru

みどりくんは、実体がある身体にしてほしい…

cn

へー、それ皆にも聞いてるの?

はい、5人に。

cn

じゃ、俺を生き返らせてよ

cn

どうせ皆も、このお願いでしょ?

md

あの4人と会いたい。

rd

またあの4人で…

rd

あの4人と、暮らしたい!

暗転する。

最初は目の機能が停止した。

次に手足。

最後に耳。

rd

( ………なんだこれ

ドンッ!!

rd

い……ッた"ぁ〜……!

目が覚めると青鬼はベッドの下だった。

寝ているときに落ちたらしい。

rd

ッいてて、なんだ…?

rd

…あれ、ここ…

rd

俺の部屋?

見慣れた景色で少し頭が落ち着く。

rd

……!

思い切り立ち上がる。

全力で走り出した。

rd

はッ、…はっ…、っ

道を走っていると、 沢山の人間が見えた。

まだ沢山とは言えないけど、 いつもより何倍も多い人間が。

rd

…これ、復活してる…!

青鬼が息を切らして走る。

rd

きょーさーんッ!!

青鬼が大声を出すことで 協会にいた人外と少しの人間が驚く。

教徒達は鬼だと気づいた瞬間、 両手を合わせ目を閉じた。

rd

きょーさん!!いる!?

rd

( …い…いない?、

bd

……なんやらっだぁ、

bd

そんな大声出さんでも聞こえてるで?

rd

う、

rd

うおおぉお〜ッ!!

rd

ばどだーッ!

青鬼が堕天使に抱きつく。

bd

…ふは、w

bd

やっぱ…らっだぁも、願い聞かれたか?

rd

え、ばどもなんだ!

青鬼がさらに堕天使を強く抱きしめる。

bd

…待て、レウ迎えに行くぞ

rd

うん!

ru

……は、…

ru

戻っ…て、きた……?

rd

レウー!!

bd

レウ見つけた〜

林を潜り抜け、 青鬼と堕天使が出てきた。

ru

…ね、ねぇ…これ、どうなってるの?

ru

生き返っ…たの?

rd

多分そう!

ru

ほんと!?

bd

らっだぁ、俺飛ぶから来い

bd

抱えてやるよ!

rd

おっしゃ!

ru

え、どこ行くの!?

rd

当たり前でしょ!

rd

コンちゃんとみどりを迎えに行くんだよ!

ru

…ッ、うん!

2人が翼を出して、木よりも高く飛ぶ。

rd

ちょッはやいって!w

bd

ええやろすぐ着いたから?

ru

ッコンちゃーん!!

悪魔が海に向かって大声を出す。

ru

コンちゃーん!

rd

…あれ、いない?

bd

えマジか、何処や?

ru

…コンちゃん…?

悪魔が少し目線を下に向けた。

一瞬、紫色が写った。

ru

cn

ばぁ!

rd

わッ!?コンちゃん!

bd

うぉビビった、どこに居たねん

cn

ずっと居たよ、待ってた

rd

これ…、皆戻ってきてるんだ!

cn

もう4人集まったんだ、
はやいね

rd

あとみどりだよ!

bd

また神殿行くんか?

rd

うん!

rd

…きょーさん、乗せて?♡

bd

…ふ、いいよ♡

rd

うおーw、激アツですw

ru

コンちゃん、行こ!

cn

え乗せてくれんの?

ru

もちろん!

rd

( …やっべぇ、たのしw

4人が幽霊を目指して 神殿の場所に行った。

md

……ッ、う……

rd

みどり!

bd

ッう"ぁーッ…疲れた……

その場所に堕天使が倒れ込む。

md

……!み、んな…

神殿があった場所は、 もう何も残っていなかった。

沢山の花が咲いているだけだった。

cn

…これで全員集合、だね

rd

しかも、人間も復活してたよね!?

ru

あ、そういえば…

ru

人間…いっぱいいたね!

5人の頭に、 ノイズは流れなくなっていた。

md

……これ、俺…

md

なんか、前と違う…

md

身体重い…?

rd

…あ、みどり…

青鬼が幽霊の手を取る。

手をしっかり取り、握りしめる。

rd

みどりにさわれる!

cn

おー!

md

……!?

幽霊は青鬼に握られている手を じっくり見る。

md

……あ、ったかい……

ru

すごい…!実体化してる!

bd

…ふは、w

堕天使が身を起こして微笑む。

bd

ほな、もう旅する必要も
無いんやな?

rd

うん!

md

………ぁ、

md

俺……

md

皆と……居た…い、…

幽霊が下を向きながら 遠慮がちに言った。

rd

えー?俺普通に皆と暮らすつもりだったんだけど?

md

…!

cn

ははw良いね、もう5人で生きようぜw

ru

え、楽しそう

bd

じゃあ死ぬまで一緒な、皆

cn

重いw

md

…死ぬまで…一緒。w

rd

もう1回死んだけどねw

これは、

5つの魂が

消えるまでの物語だ。

これは5つの魂が消えるまでの物語だ。   【完】

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