読み切り作品集

私「キュアラ」小学生4年生

そこら辺に居るただの小学生……

と、思わせといて私の正体は…

史上最強のお嬢様‼︎

ま、家庭的にはごく 一般の生まれなんだけど

でも私が完璧美少女過ぎるおかげで みーんな言う事聞いてくれるの

これって最強じゃない？

モノローグ長いと人離れしちゃうから さっさと学校に行くわ！！

家を出ると従者が控えて居る

この子は彩月(さつき) 私の従者よ、何でもしてくれるの！

この子…マイペース過ぎて 敬語も忘れるのが偶に傷よね…

通学路を歩いて居ると 1人のおばちゃんがトロトロ 歩いていて道を塞いでいる

鞄が重いようだ

鞄をひったくり、そのまま走る

ほ〜んと、私が動かないと なんにも出来ないんだから

教室に着いたけど… あの猿どもほんとうるさいわね！！

私は猿共に落ちていたボールを投げる

ガキが泣き出す

道路脇に目をやると 高校生くらいの男数人が ケラケラと話している

私は500円玉をマッシュに投げつける

マッシュが走り去る

マッシュはいちご牛乳とおつりを 私に置いていき

お礼をして帰って行った

餌付けも主人の役目でしょ

『鞄ひったくってごめんね』

がきがボールを投げる

私は思わず泣いてしまった

ガラガラ

あれ？…今一瞬目が合った？

えぇ！！？

キュアラちゃん…！

僕…そんな事……

歩き出そうとしたその時

まぁ結局 私が1番可愛くて 最強なんだよね

終