汝は─────
神聖なる婚姻の契約のもとに
誓いますか?
美月
はい!誓います!
美月
うーん…
暖かい日差しが差し込み 自然に目が開く
美月
ふぁ…よく寝た
美月
ほらりっくん起きて!
仕事遅れちゃうよ?
仕事遅れちゃうよ?
律
……
美月
も〜…まだ寝てる…
結婚する前も朝はすっごく 弱いんだって話してたんだっけ
美月
りっくんたら…
仕方ないなぁ
仕方ないなぁ
とりあえず着替えを用意して ベットに沈む夫の身体を起こし 服を脱がし始める
美月
こんなにされても
起きないなんて…
起きないなんて…
美月
危機感なさすぎ!
服を脱がせた後は手際良く 寝ている彼にシャツやズボンを着せる
美月
あんまり何回もやってる
もんだから…
もんだから…
美月
すっかり慣れちゃったな!
美月
次は…
朝食を取るために彼を テーブルまで引っ張る
美月
よいしょっ……
律
……
美月
ほーんと、世話が焼ける
花婿さん♪
花婿さん♪
なんとかテーブルまで連れて来て 椅子によりかける
律
……
美月
あ、ご飯はもう出来てるよ♪
昨日の内に作り置きしたの♪
昨日の内に作り置きしたの♪
美月
…
美月
りっくん?
食べないの?
食べないの?
律
……
彼は椅子の背もたれに のけぞった状態のままだ
美月
もー…
美月
洗い物でもしてれば
起きてくれるかな?
起きてくれるかな?
彼女は昨日洗い忘れた 包丁を念入りに洗い流す
美月
汚れ…中々落ちないな…
律
……
美月
でも…残念だなぁ
美月
せっかく作ったのに…
美月
りっくんの臓器カレー♪







