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おおーすげーダンク決めた‼️ 次は告白か??
大きな出来事は何も無く、 そのまま時は進み、
約束をした日から、2ヶ月が経った。
ゴール音が鳴り止まないこの試合。
3年生の最後の試合との事もあって、自分の最終試合を思い出す。
が、ここまで白熱した試合は初めて見た。
水
そう、この試合を暴れている猫宮のお陰であろう。
水
負けじと食らいついて来る敵チームを圧倒していく彼は凄く、
桃
先生の表情はどこかもどかしくて、
焦れったいような、複雑な心境にお追いやられてきた。
水
桃
不敵に笑みを零す先生を見て、 あぁ、こりゃいふくんも惚れるな、 なんて確信してしまった。
そんな一時も束の間、僕の心音はまたもや加速した。
そう、彼はまだ、 ダンクを決めたことがない。
やはり短期間では難しく、このまま断念するのか、
彼の努力がこの場で実るのか。
そんな不安や緊張に包まれっぱなしだった。
無情にも着々と減っていく試合時間。
その時間は、残り5分とまで迫っていた。
彼はまだ、良くてもスリーポイントしか決められていない。
みなの表情が曇り始めたとき、彼が声を張り上げた。
黒
赤
白
負けじと声を上げ出す2人に続く。
水
そう叫んだ瞬間、彼が相手からボールを奪い、ゴールへと駆け出した。
1人、また1人と抜いていく。
青
息切れしっぱなしで、体力もそろそろ限界。
このままダンクへ持ち込もうと一直線に突っ走る。
みんなの声援を合図に、地面を強く蹴飛ばした。
高く、全力で跳び上がる。
1つズレた高さと目線、
青
桃
試合終了と共に鳴り響く得点音。
俺の身体は、現に宙に浮いている。
周囲からは、今日一の歓声が。
青
手を離して着地すると、チームメイトがこちらに駆け寄ってきた。
肩を組まれたり、背中を叩かれたりで、思わず笑みが零れる。
その最中、先生の方へと視線を向けた。
そこには、驚いたように目を見開き、輝かせている先生の姿が。
声をかけようとした瞬間、急に身体を引っ張られる。
青
青
白
桃
赤
桃
桃
桃
桃
赤
桃
黒
桃
試合終了の号令を確信し、タオルと水筒を持ち、彼の元へと向かった。