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こんにちは〜 ゆなでっす

今回は書き溜めしといたから割と早く出せた

時系列少し戻って赤葦が取り込まれた時のことを語ってます

相変わらず分かりずらい話ですが暖かい目でご覧下さい

それでは行きましょう!⤵︎ ⤵︎

日向

…影山ぁッ!!!!

日向の叫び声に振り返った直後、ちょうど目の前にいた誰かの姿が闇に消えた。

…いや、違う

闇に消えたのではない。

真っ黒な長い髪に、全身が覆われていた。

赤葦

な、にこれ…ッ!!?

直後、足元を引っ張られる感覚と共に感じる背中の痛み。

俺は地面に引き倒され、足元から髪におおわれていた。

赤葦

ぅ…うあぁ……ッ

恐ろしさで体が動かない。

ただジワジワと、全身が髪に取り込まれていくのを見ることしか出来ない。

やがて、俺は意識を失った。

赤葦

…っ!

我に返ると、俺はよく見なれた場所に立っていた。

赤葦

(ここ…体育館裏…?)

ふと奥の方から声が聞こえてきて、俺はぼんやりとしたままそちらへ向かった。

赤葦

(あれは…)

そこに居たのは、木兎さんや木葉さん達レギュラーの3年生だった。

赤葦

(え、なにこれ?さっきまでのは…夢…?)

何か話し続ける先輩たちに近づいていくと、だんだん会話が聞こえてきた。

木葉

ったくよ〜、去年の3年達も何考えてんだろうな。

小見

ほんとそれな。

赤葦

(先輩たち、何話してるんだ?)

次の瞬間、俺は目を見開いた。

木兎

…なんで赤葦なんか副主将に選んだんだろw

赤葦

っ!!?

猿杙

それはあれでしょ、普段のすました態度崩してやりたかったんじゃない?

鷲尾

まぁそんなとこだろうな。それ以外選ぶ理由が思い浮かばない。

いつもの先輩たちからは考えられない、心無い言葉。

思わず後ずさりした時、少し物音を立ててしまった。

赤葦

あ…っ!!

木兎

…あれ、赤葦じゃ〜ん。

木葉

なに、盗み聞きしてた?

赤葦

っ、

向けられたことの無い冷たい眼差しに言葉が詰まる。

小見

有能なおすまし副主将サマが何しに来たんだよ。

赤葦

せ…先輩たちこそ、こんなところで何してるんですか…

やっとの事で絞り出した声は震えていた。

鷲尾

…今のを聞いてて分からないのか?

猿杙

赤葦って、うざいよね〜って話してたw

なんて返せばいいのか分からない。

俺が俯いて唇を噛むと、先輩たちはまた黒い笑みを浮かべた。

木兎

…ま、そういう訳でさ…

__お前、イラナイ。

途端に足元がガラガラと崩れ、俺は闇の中に落ちた。

手を伸ばすも、その先に見えるのは俺に背を向ける先輩たち。

赤葦

…ゃ…イヤだ…っ!木兎さん!!先輩っ!!!!

ヤダヤダヤダ、見捨てないで、怖い、嫌だ、助けてッ!!

不安に、絶望に、悲しみに、

心も真っ黒に染まっていく。

あぁ…俺は……

__赤葦ッ!!

赤葦

ッ!?

その声が聞こえた瞬間、俺は悪夢から目覚めたのだった。

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