余命幾ばくもない君にできること─────

倒れてて、中にいるとこまで 同じ

一緒だよ

ﾌｯ…

僕の意識はそこで途切れた

ガラガラガラ

直ぐに緊急手術室を！

はい！

俺達の声は酷く震えていた 本当は怖い 失敗…なんて考えたくないのに

どうしても考えてしまう

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

大丈夫…だよね？

るぅとくん──────────

ピッピッピッピッ…

結果的に言うと手術は成功。 だが、目を覚まさないかもしれない 目を覚ましても 治った訳では無い為、 痛みに苦しみ続ける。らしい そして手術が終わって1年が経とうとしている

皆)…

正直この状況にも慣れた だが… 今日は違った。 皆は普段冷静な長男が 酷く震えた声で末っ子の名を呼ぶものだからびっくりした 同時に 酷く同情する

この規則正しい音が 嫌な音を出さないことを願った "あの日" あの時…ホントに怖かった

今だってそう。 このまま目を開くことなく 永遠に眠りにつくのでは 王子様が来るまで ずっと目を覚まさないのでは、と。 怖い

そんな時

そんなこんなで 5年後

病気は治ってはないし、 今でも痛みや薬と戦っています でもね！ 皆で仲良く過ごしています♡

『皆、だいすきだよ！』

『俺/僕達もだいすきだよ』

ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℰ𝓃𝒹