/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
日向
（クソッ...）
日向は学校の廊下を走っている
日向
（月乃は、オレが居なきゃ駄目なんだ...）
日向
（また、あんなことが起きちまう...）
日向
やべぇ～!帰んの遅くなった〜!
日向
月乃〜帰っ...
日向
!!
オレが玄関の扉を開けると、そこには
月乃
ね...い.....
ぐちゃぐちゃになった家の中と、
蹲って頭を抱え、ぶつぶつと何か呟いている月乃の姿があった
月乃
姉さんがいない姉さんがいないもう駄目だボクは人より劣るから...ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ
日向
つ、月乃...?どうし...
オレは恐る恐る声をかけた
月乃
!
すると、オレに気づいたのか、月乃が一瞬でオレの腕を掴み、
月乃
姉さんｯｯ!やっと帰ってきたんだね!遅くまで何してたの?
と、聞いてきた
日向
あー...っと...
月乃
まぁ、いいや...
月乃
...?あれ、どうして、家の中こんなにぐちゃぐちゃなの?
日向
...は?
日向
お、お前がやったんじゃないのか...?
月乃
え...
月乃
覚えてないよ...?
日向
...!!
予想外の反応に、オレは絶句した
日向
（嘘だろ...オレが居ないと、記憶も...!?）
日向
（...これからは、オレが傍に居てやらねぇと...）
日向
だからｯｯ...
日向
見つけ出さねぇと...!!
数分後
雄叫びが聞こえた日向は、聞こえた方向へ向かう
日向
確かここで...
日向
!
日向の目には、化け物と、月乃が写っていた
日向
月乃、大丈夫か!?
月乃
....
日向
...気絶してやがる
ヒュッ
日向
ハッ!
月乃に尖った爪の様な物が構えられる
日向
おい、起きろ!!危ねぇぞ!!
月乃
!
意識が戻った月乃は、日向を霊術で引き寄せた
日向
は...?
日向
月乃、お前何して...!
月乃
姉さんとボクは、ずっと一緒なんだよ...
月乃
死ぬときも...ね
日向
何、言って...
日向
...いや、これがオレの責任...
日向
オレが全部抱えれば...!!
「やめろ!!!」
日向
!
ドンッ!
妖が、化け物を思い切り殴り飛ばした
月乃
妖...?
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
