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ななもり
俺は昔から真面目な子供だった。
まあ、他の人たちよりも頭はいい。
学校とかに入れたら、成績も結構良いはずだ。
でも、俺は。
真面目すぎるがゆえに、
深く考えてすぎてしまう。
「こうした方が…いや、これの方が…でもこれの方が…」ってように判断できない。
「判断が遅い」
それは、俺のためにある言葉だ。
判断ができないから、 兄ちゃんにも迷惑かけてきたし。
弟たちにも…
兄ちゃんはすごい優しい。
あんな優しい人、 そんないないだろう。
だから、俺が迷惑かけても なんにも言わない。
でも、弟たちはどうだろう。
優しくないとは言わない。
俺のせいなんだしね。
でも、俺の判断が遅いゆえに。
「もういいよ」って言葉をたくさん 言われる。
回想
莉犬
るぅと
深く考えすぎてしまう俺でも、 ちゃんと聞いてきてくれる… ある意味、優しいのかも。
ジェル
そうだよね。 ごめんね。こんな俺で。 弟にも言われるなんてな…
ころん
ごめんね。 本当にごめん。俺の判断が遅いから。 弟たちにも迷惑かけてるよね。
さとみ
そう言ってくれて嬉しいけど… どうせ、言わないだけ。 きっと心の中では……
俺はこんな自分が大嫌い。
俺自身が一番大嫌い。
俺なんて
死ねばいいんだ。
ジェル
ななもり
ジェル
ななもり
ジェル
ななもり
ジェル
ななもり
ジェル
ななもり
ジェル
ジェル
ジェル
ジェル
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