コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
藤井
康二
藤井
康二
康二
藤井
島崎
松浦
康二
島崎
藤井
松浦
島崎
康二
藤井
いつものこと。 俺は近くのコンビニへ走って向かう。
飲み物だけなら購買でいいけど さすがにタバコは無理だから。
本当なら高校生の俺がタバコなんて 買えないし、買っちゃいけないけど 仕方ない。
いつものコンビニなら買えるから そこへ急ぐ。
康二
コンビニにつくと ミルクティーと珈琲を持ってレジへ
店員
康二
店員
いつも店員さんは少し苦しそうな顔で タバコを俺に渡す。
きっとわかってるんだと思う。
俺がいじめられてるって、 使いっ走りにされてるってこと。
だから 仕方なく 俺にタバコを買わせてくれてる。
店員
康二
俺は店員さんに軽く会釈をして また教室へ走った。
松浦
康二
藤井
藤井
松浦
ここからコンビニまで片道約11分。 走っても5分はかかる。
だから10分以内に戻ってくるなんて 物理的に無理、不可能。
そう。 この人たちは、はなから 俺にクリアさせる気なんてない
島崎
康二
咄嗟に頭に手をやり肩をすくめる。
島崎
髪を上に引っ張られ 島崎くんと目があった。
怖い… あぁ、きっと俺 凄く情けない顔してるんやろな…
ドスッ
鈍い音が聞こえる
ドスッ
康二
藤井
最近速くなって3発で済んでたのに。 失敗しちゃったな。
ドスッ
康二
松浦
康二
ドスッ
康二
衝撃のせいで頭がぐわんぐわんする
康二
視界がぼやけてきた
藤井
松浦
トイレに駆け込み鏡の前に立つ。
案の定俺の顔は 涙やら鼻水やらでぐちゃぐちゃだった。
洗面台で顔を洗う。
ここに俺の居場所はない。
何が起こってもうつむくだけの生徒。
それを見て見ぬふりをする先生達。
どうあがいてもいじめはなくならない
たとえ俺がいなくなったとしても 誰かが次の"俺"になるだけ。
"俺"が"彼"になったように
藤井
康二
松浦
藤井
藤井
康二
藤井
康二
島崎
康二
俺は蛇口から出て来た水を手に溜め それを顔にかけるような動きをした。
松浦
松浦
康二
そう言って個室の中の便器を指した。
康二
気づいたときには俺は島崎くんに 後ろから羽交い締めにされていた。
島崎
康二
島崎くんは俺より身長も体格も大きい。
俺がジタバタしたところで きっと逃げられない。
便器の前にひざまづかされる
藤井
康二
また髪を鷲掴みにされ 便器の中へ
康二
息を止めて頭を上げてもらえるのを待つ
康二
松浦
今度は上から頭を押さえつけられる
苦しい 息が出ていく
康二
松浦
先生
藤井
先生
松浦
藤井
島崎
先生
先生…無理せんでえぇのに ありがとぉ、もう行っちゃっけど
松浦
藤井
島崎