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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

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海の大冒険! 〜アクアペンダントと海の船長〜

11 - いざ決着、謎の綺麗な女性

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2024年08月30日

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アミール船長(半魚人)

……………。

コナー・フローレス国王

アーミル久しぶりだな。いや、、こうやって面と向かって合うのは久しぶりだが…お前は私のアクアペンダントを奪いに来たとき顔は見てるんだったな。

アミール船長(半魚人)

……!?

その声の主は、学校の屋根の上に立っており疎遠になった親友だった。手をひらひらと振ってニヤッと笑っている。そいつは屋根を飛び降りるとアミール船長の目の前に立った。

アミール船長(半魚人)

疎遠になった親友がオレの目の前に現れるとは探す時間が省けて良かった。

コナー・フローレス国王

…たまたま見たから声を掛けただけだ。…それよりお前が欲しがっている物はここにあるがどうする?

コナー・フローレス国王

戦うか?

アミール船長(半魚人)

いや、いい。オレはそのお前ときちんと話がしたい。

コナー・フローレス国王

は?

アミール船長(半魚人)

オレ達のアクアペンダントの取り合いでもう他の奴を巻き込んだらだめだ。オレも悪かった。だからもう終わりにしないか?

コナー・フローレス国王

お前も変わったな。昔は最初に会ったときそんなんじゃなかったのにな。

コナー・フローレス国王

………。

アミール船長(半魚人)

アクアペンダントがあるからこの取り合いは終わらないんだ。だから、アクアペンダントをオレ達の手で壊さないか?

コナー・フローレス国王

そうだなぁ…………。

アミール船長(半魚人)

……どうした?

コナー・フローレス国王

無理だ。

コナー・フローレス国王

そもそも私はお前とは親友だとは思ってないし、お前のことも大嫌いだ。

そう言うと、自分の手をアクアペンダントに触れてアミール船長に魔法をかけた。

アミール船長(半魚人)

…!

アミール船長(半魚人)

……どうしてだ?

コナー・フローレス国王

アクアペンダントは永遠に私の物だ。お前はもっと友達選んだ方がいい。そのまま石化しておけ!

アミール船長の体はどんどん石化になると同時に意識も朦朧としていた。

コナー・フローレス国王

じゃあn……

コナー国王はドンッと顔に何か当たった気がした。

シャーロット・ミラー

貴方の敵は私です…!

アミール船長(半魚人)

……に、人間。アクアペンダントを壊せ。

シャーロット・ミラー

えっ?何です?

アミール船長(半魚人)

アクアペンダントを壊せ!

シャーロット・ミラー

…はい!って石化しちゃった…。

コナー・フローレス国王

…檻は好きじゃなかったか?

私は決意をした。絶対にこの国を救ってみせると。

シャーロット・ミラー

何でこんなことするんですか?

コナー・フローレス国王

アミールが全て悪い。

コナー・フローレス国王

お前もここで終わりだ。それじゃあな。

コナー国王がアクアペンダントに手を触れて魔法を使おうとするが、さっきの本を回収して私はまた投げる。

シャーロット・ミラー

簡単には私は倒れません。

シャーロット・ミラー

そんなに魔法使って大丈夫なんですか?…確か、、寿命が縮むそうですよね?

コナー・フローレス国王

その前にお前を倒すだけだ。

シャーロット・ミラー

油断するのは良くないですよ……!!!

アクアペンダントを取ろうとしたとき、アクアペンダントの紐がブチっと音を立て切れてしまったがナイスキャッチをした私は一目散に走る。

コナー・フローレス国王

…おい待て!!!

シャーロット・ミラー

(…どこに行こう?、、、とりあえず海に行くか?)

なんか自分でもよく分からないけれど、海に来た私は見覚えのある金色の船があることに気がつく。

シャーロット・ミラー

金色の船…。

コナー・フローレス国王

何を考えてるかは知らないが、私から逃げられると思うなよ…!

金色の船

シャーロット・ミラー

はぁはぁはぁ……。

コナー・フローレス国王

……馬鹿なやつだなぁ、逃げ道はどこにももうないというのに。

シャーロット・ミラー

(早く壊さない……ってうわああああ!)

シャーロット・ミラー

ちょっと手を離して下さい!!やばい…。

コナー・フローレス国王

…返せ…!

もう終わりだとそう思った瞬間、白い光が視界を塞いだ。そこには綺麗な背の高い水色の髪の女性が立っていた。そして優しく微笑むと消えてしまい、白い光も同時に消えてしまった。

コナー・フローレス国王

何だこれは……!!!

シャーロット・ミラー

…今だ!

私はアクアペンダントを奪い、思いっきり床に落として足で壊す。

コナー・フローレス国王

や、やめろおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ!

泣き崩れるコナー国王。粉々になっても綺麗なアクアペンダントだが、直ぐに灰になって消えてしまう。

コナー・フローレス国王

お前…………ゔぶぶぶううう。

シャーロット・ミラー

ど、どうかしました!?

コナー・フローレス国王

…私にも終わりが来たようだな……。

バタッと倒れるコナー国王は、アクアペンダントの魔法の使い過ぎで亡くなってしまった。

シャーロット・ミラー

…………解決だよね?

とっくに夜を迎えていたことに私は気づく。そしてさっきの綺麗な女性は誰だったんだろうと考えた。

お城の中

ルイス・ブラウン

いやぁ…映画で見続けた僕のピッキングが役に立つとは、、、。

スカーレット・ラッセル

頑丈そうな檻をピッキングで開けるとは見直したわ。

シャーロット・ミラー

……みんな〜!

笑顔で手を振る私。

シャーロット・ミラー

急に飛び出してごめんね、、。嫌な予感がして…。

アミール船長(半魚人)

その嫌な予感のお陰でオレは助かった。お前が居なければとんでもない状態になってたかもしれない。

ノア・フローレス王子

お父様……。

リリアン・フローレス王妃

ノア……。

マリア・フローレス

しょうがなかったんだよ。。お父様は酷い人だったんだから。

国を救ってハッピーエンド状態なのにこの場の重い空気を誰も明るくすることはできなかった。

アミール船長(半魚人)

……色々考えることはあるかもしれねぇが、とりあえず事は解決した。それじゃあな。

数日後…

お城の中

あの後は、空の色も街の人達も元に戻って何事も無かったかのように過ごしていた。因みに、街の人達は何も覚えていないらしいのだ。

シャーロット・ミラー

あの……急に呼んですみません。

リリアン・フローレス王妃

いいけど、どうかしたの?

リリアン・フローレス王妃

もしかして、、里親探しのお話かしら?それのことなんだけどまだ人が見つからなくてごめんなさいね。

スカーレット・ラッセル

えっと…その、実は昨日私達に手紙が届いたんです。私達のおじいちゃんとおばあちゃんからで何やかんやあってそこで暮らすことになったんです。

ルイス・ブラウン

そうそう!!だから、明日はここを出て行くので…今までお世話になりました!クッキー美味しかったです!

私達は昨日の夜にこのままお城で暮らすのはそろそろまずいと思ったのと、里親がもし見つかってしまうのもまずいと思いこんな突然な話をリリアン王妃にしている。

リリアン・フローレス王妃

……それは良かったわね!2人にはもう話した?

シャーロット・ミラー

…ま、まだです。でも、2人にはこれから…………

背後に感じた人の正体は予想通りの子達だった。

ノア・フローレス王子

…行っちゃうの?

マリア・フローレス

まだここに居たらいいのに、、、。

ルイス・ブラウン

……。

スカーレット・ラッセル

ごめんね…。
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