君に想いを伝えるまで 続き
桃赤、黄赤 通報×
目覚ましよりも早く起きれて 2度寝しようと目を閉じた
ふと、いつの間にか辞めていた ジョギングをやろうと思った
リビングに行き、冷蔵庫から スポーツドリンクを取った
すると飼い猫がやってきた
桃
桃
飼い猫とソファで戯れる
なんか行く気失せたな…
戯れたのが飽きたのか 俺の腕から飼い猫がいなくなる
桃
まだ学校まで全然時間がある
桃
重い足取りで外に出た
新聞配達の人 ペットの散歩をしている人
静かで冷たい風が吹いて心地いい
とりあえずぼーっと歩いていたら いつの間にか久しぶりに赤と会った あの公園に着いていた
桃
赤の姿はない、 そりゃそうか
こんな朝っぱらからいたら驚きだわ 赤は朝が弱いからいるわけない
赤
気の所為だろうか、 赤の声が聞こえた気がする
桃
今度は赤の姿がちゃんと見える
半ズボンにダボダボのパーカーを 着ている赤がいる
その隣に誰かいるような、居ないような
俺は誰なのか確かめたくて、 赤の元へと走った
桃
赤
少し飛び跳ねて俺の名前を呼ぶ君が 可愛くて少し笑ってしまう
そしてゆっくりと顔を上げながら 赤に話しかける
桃
桃
隣を見ると予想外の人物が 気まずそうな顔で立っていた
黄
桃
赤
赤はおどおどしながら 2人の顔を交互に見ている
黄は小さく溜息を着いて赤の肩を掴み、早口で喋った
黄
黄
赤
赤
黄
黄は走って帰って行った
俺は呆然と立ち尽くしていた
黄の姿が見えなくなって赤が口を開いた
赤
赤
桃
ピンクの可愛らしいラッピングが してあるクッキー
桃
赤
桃
桃
赤
赤
桃
赤は小走りで帰って行った
やばい、めっちゃ美味しそう
食べるのが勿体ないくらい 赤の手作りクッキーは綺麗だった
青と橙に自慢しよう
そう思っていつもより早く学校へと 向かった
桃
家に帰り飼い猫に自慢するように見せる
不思議そうに見つめる横で1つハートの形をしたクッキーを口に入れた
桃
赤
黄
赤
黄
赤
黄
突然クッキーを作りたいと赤が言って 叩き起され、眠い目を擦りながら作った
こっそり1枚食べたら美味しかった
赤
黄
黄
赤
もぐもぐと頬張る赤はリスみたいで 可愛い
そんな赤を眺めながらさっきのことを 思い出す
さっきは本当に焦った
桃くんに赤といる所を見られるだなんて
赤と一緒に暮らしていることも そろそろバレそう、
赤
黄
急に赤が近づいてきた
黄
若干顔が赤くなる僕に赤は気にせず 興奮気味で話してきた
赤
黄
赤
赤
鞄から1枚の書類を僕に見せてきた
よく見ると僕たちの学校名に 赤の個人情報など、色々書いてある
いつの間に…
赤
黄
赤のパパは1度しか見たことがないが、 ひと目で凄い人だとわかった
でもなかなか家に帰ってこない人だ
だから、こうして僕は赤と 一緒に暮らしている
赤
黄
黄
赤
黄
赤
赤
黄
黄
赤
赤
黄
ほんとに赤は転校したらしく
僕と同じ制服を着て学校へ向かった
一緒に登校したら桃くんに何されるか 分からないので 赤が出た数分後に僕も家を出た
今日から桃くんと同じ学校
しかも同じクラス…
赤
桃くんとの学校生活ににやにやが 止まらない
紫
後ろから突然声がして振り返ると
息を切らしながら俺の肩を掴む紫ーくんがいた
赤
紫
赤
紫
紫
赤
紫
赤
赤
紫
赤
赤
紫
紫
桃くん用に作ったクッキー余ったから みんなにもおすそ分け
桃くん誤解しちゃわないかな、
俺だけ貰った!!って自慢してそう…笑
赤
紫
赤
紫
紫
赤
そう言って逃げるように走った
紫
赤
その直後俺は何かにぶつかった
赤
赤
恐る恐る顔をあげると 俺の好きな人が立っていた
桃
赤
桃
赤
いきなり桃くんと出会ってしまい 上手く喋れない
桃
俺の目線に合わせてしゃがみこみ 軽く頭を撫でられた
赤
赤
かっこよすぎて目合わせられない
リアコ製造機…
紫
赤
紫
桃
桃
赤
赤
赤
桃
赤
赤
桃
赤
桃
紫
紫
紫
赤
桃
紫
紫ーくんが忘れ物を取りに行って 2人っきりになってしまった
嬉しくてにやつく顔を抑えるのに必死でまともに赤の顔を見れない
しばらくして赤が話しかけてきた
赤
桃
赤
赤は口に手を当てて少し考える様子を 見せてから
赤
なんて可愛らしい質問をしてきた
桃
赤
桃
桃
赤
そう呟いてはにかむ姿が可愛すぎて 目を逸らしてしまった
何か話題を探そうと周りを見ていたら 通学中の学校の奴らがこっちをじろじろと見ていたことに気がついた
桃
何か俺の顔についてる…?
次の瞬間、周りがじろじろ見ていた 原因がわかった
桃
赤
赤にも聞こえたらしく、2人揃って 間抜けな声を出してしまう
いつの間にかクラスの友達が俺の肩を 組み、そう聞いてきた
桃
顔を真っ赤にして言っても説得力がなく どんどん周りの声が大きくなる
赤
赤は困りながら頬をかく
赤を助けないと
桃
赤の手を掴んで、その場を去った
桃
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤と同じ学校で同じクラス
もう今日から毎日休まず学校行ける
赤
桃
桃
赤
赤
桃
背を向けて歩く赤の姿が見えなくなる までしばらく見ていた
黄
黄
黄
赤
赤
赤
黄
赤からヘルプの連絡が来て 駆けつけると遅いと文句を言われ
今じゃさっき起きた出来事を 時折僕を叩きながら話している
地味に痛いし、 好きな人が話す好きな人の 話なんか聞きたくない
その相手が僕だったらいいのに
赤
黄
黄
赤
黄
でもこのままでも十分幸せだけどね
遅くなってすいませんでした😇
続き♡700
コメント
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フォロー失礼します。律さんの作品全て最高に面白いです。 これからも頑張って下さい✨ 続き楽しみに待ってます。