この作品はいかがでしたか?
100
この作品はいかがでしたか?
100
コメント
1件
感動
風が吹いたら1の続きです
1の方に注意は表示しています
読んでないならそっちを先に見てくださいです
それでは
実際に話していると思ってね?
ふっ…と目の前が明るくなる
ここ…どこ…?
母
彩香
彩香
おかしいな…
ベッドに入った記憶がない
彩香
あ、
マフ…
マフは…?
ベッドから這い出てリビングへと向かう
母
母
彩香
母
彩香
母
彩香
母
彩香
母
母
彩香
彩香
母
母
母
母
彩香
自室に帰って
椅子にすわる
この部屋には誰もいない
いつも一緒にいたマフはいない
マフは私の父であった
そしてとうとう父がいなくなった
しかも2回も
私は大好きだった父を2回も失ったのだ。
その日は一日中泣いていた
☆AM.8時00分☆
母
彩香
母
彩香
実際、昨日に約束してしまっていた。
約束は守る。
それは父との約束でもあった
☆AM.8時15分☆
かなめ
かなめ
どうやらかなめはもう知っているらしい
彩香
かなめ
かなめが去っていくと
私は顔を机に伏せた
先生
彩香
先生
彩香
先生
かなめ
彩香
先生
彩香
彩香
こんなことが何回も起こった
集中しようにも
頭がうごいてくれない
人の脳はこんなにもろかったのか
そう実感した
かなめ
かなめ
かなめ
彩香
彩香
かなめ
母がつくったお弁当にも手をつけずに
顔を突っ伏して過ごした
マフなら…
マフならこんな私をみたら
なんて言うだろ…
ちゃんと食べなきゃダメ?
それとも
食べなくて大丈夫かな?
どっちにせよ
マフは私を心配してくれるだろう
放送
放送
放送
彩香
先生
先生
彩香
ここは…?
保険室…
そっか…
思い出した
私、昼休み中に倒れちゃったんだっけ?
それで
保険室に運ばれた…
先生
先生
先生
彩香
彩香
彩香
彩香
先生
先生
先生
彩香
彩香
保険室を飛び出して
家路につく
はやく帰らないと…
母に心配がかかる
その時
マフ
彩香
マフの声がした
思わず振り返ると
マフのフワフワとした尻尾がみえた
彩香
彩香
慌てて追いかける
彩香
彩香
彩香
彩香
マフは私の前を
一定の距離を開けて
走っていく
彩香
彩香
彩香
マフは工事現場の中に
足を踏み入れる
あの中まで追うことはできない
立ち入り禁止なのに…!
彩香
私が立ち止まると
マフはこっちを振り向いて
マフ
と、ないた
まるで来てとでも言うように…
どうしよう…
ケイ
彩香
突然
長身の男が現れた
ケイ
彩香
男は私をどかすと
工事現場の中に入っていった
彩香
彩香
ケイ
ケイ
彩香
彩香
どこかで見た
そう言おうと思った時
思い出した
あいつだ
かなめでいうところの
イケメンな新入生
あの時ぶつかった
生きた人間に興味がないとかいう
意地悪なアイツだっ!
彩香
彩香
ケイ
ケイ
ケイ
彩香
彩香
マフ
彩香
ケイ
彩香
ケイ
ケイ
彩香
彩香
彩香
ケイ
ケイ
マフ
彩香
工事現場の中にどんどん入っていく
男とマフ。
…………
私は意を決して
工事現場の中に入り
2人の後を追った
続く