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花月夜れん
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#ファンタジー
成瀬りん
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重田💋(omoda)
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コメント
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第4話読んだよ〜!!📚✨ スピネルさんの種族説明、めっちゃわかりやすくて世界観がぐっと広がった!エルフ・竜族・魚人族とか個性豊かでワクワクするし、魔族と天族の対比が熱すぎる🔥 特に「天界ダンジョンの報復に来ないよな…」ってレイアのビビりツッコミ、思わず笑ったw 魔王って立場の重みを改めて感じた回だったよ〜!続きが気になる😭💕
ゲームだった頃の『ノクティリス』では、世界各地に存在する国や領地は プレイヤーたちが治めていた。
ゲームを始めると、まずプレイヤー全員に一つの土地が与えられる。
最初は何の変哲もない、小さな領地。
そこからプレイヤーがどんなスキルを身につけ、どんな能力を伸ばし、どんな種族を配下として使役するかによって 領地そのものが、持ち主に合わせるように変化していく。
例えば、俺の場合。
俺が好んで育てていた配下は、悪魔や魔獣をはじめとした魔族ばかりだった。
気づけば軍勢の大半を魔族が占めるようになり、ある条件を満たしたことで 俺は《魔王》の称号を獲得した。
そこからだった。
俺の領地から草木が少しずつ姿を消し、空は薄暗く染まり、 地中には濃密な魔力が流れ始めた。
やがて普通の土地だったはずの領地は、完全な《魔界》へと変貌。
それに伴って、最初は小さな拠点だった建物も姿を変えていき 最終的には、現在の巨大な魔王城へと進化した。
それが今、俺たちがいる魔王城。
レイア
レイア
もし、この世界でも他の プレイヤーたちの領地がそのまま残っているのだとしたら。
レイア
俺は地図へ視線を落とした。
スピネル
スピネルはそう言うと、広げられた 地図の上へ蜘蛛の脚を伸ばした。
細く尖った脚先が、 まず広大な森林地帯を示す。
スピネル
そこは、大気そのものに 濃密なマナが満ちた神秘の大森林。
樹齢数千年を超える巨大樹が連なり、 森そのものが 膨大な魔力を宿しているという。
スピネル
スピネル
次に、スピネルの脚先が 大陸北部へと移動する。
地図に描かれていたのは、雲を突き抜けるほど巨大な山脈だった。
スピネル
世界最高峰を連ねる、人の立ち入りが固く禁じられた古龍の山岳地帯。
そこを支配するのが、この世界に現存する種族の中でも最古の歴史を持つ竜族。
長い年月を生きるほど力を増す彼らは、生まれながらにして強靭な肉体と膨大な魔力を持つ。
中でも数千年以上を生きた《古龍》ともなれば、一個体だけで一国の軍勢に匹敵する力を持つという。
スピネル
レイア
蜘蛛の脚が、今度は大陸から大きく離れ 海へ向かう。
スピネル
彼らの国は地上には存在しない。 陽の光すら届かない深海の底。
そこには巨大な海底都市が築かれ、魚人族を中心とした数多くの水棲種族が暮らしているらしい。
当然ながら水中戦では圧倒的な優位を持ち、海を利用した交易にも大きな影響力を持つ。
そして次に示されたのは、巨大な鉱山地帯を中心に発展した国。
スピネル
鉱石の採掘から加工、 武器、防具、魔道具の製造まで
とにかく物作りに関しては、 世界でも頭一つ抜けた技術力を持つ。
武器や防具の品質だけでなく、 その生産量も世界最高峰。
その技術力を利用して他国との交易を盛んに行っているため、巨大な商業国家として発展しているらしい。
スピネル
スピネルの脚が、地図上でも 特に広大な領土を示した。
スピネル
人間は、エルフのように自然魔法に特化しているわけでもない。
竜族ほど強靭な肉体を持つわけでもなければ、ドワーフほど生産技術に秀でているわけでもない。
スピネル
魔法、建築、武具、商業、学問。
様々な国の優れた部分を柔軟に取り入れ、組み合わせることで急速に文明を 発展させてきた。
さらに人間は個体によって魔法適性が大きく異なり、様々な属性の魔法を扱える者が生まれる。
スピネル
現在では世界でも有数の先進国家を 築いているという。
そして
スピネルの脚が、 俺たちの領土を示した。
スピネル
魔族が生まれながらに持つ魔法適性は、基本的に《闇属性》へ偏っている。
属性だけを見れば、 人間より遥かに選択肢が少ない。
だが、その代わり
一個体が保有する魔力量。 そして魔力そのものの濃度。
その二つにおいて、 魔族は竜族の次に多いと言われている。
強力な個体になればなるほど、その差はさらに顕著になるという。
そして、その魔族たちが暮らす 魔界の頂点に立つ者。
スピネル
レイア
スピネルの説明は そこで終わらなかった。
スピネル
蜘蛛の脚が、地図から離れる。
そして、ゆっくりと上を指した。
スピネル
レイア
地上に領土を持たず、遥か上空に存在する天空領域を支配する種族。
天族は例外なく《聖属性》への適性を持つ。
闇属性を主体とする魔族にとって、聖属性は極めて相性が悪い。
つまり、種族単位で、 俺たち魔族の天敵ということになる。
スピネル
スピネル
スピネルの赤い瞳が、 わずかに細められる。
スピネル
レイア
俺は思わず、 地図から天井へ視線を向けた。
レイア