坂田
とりあえず2手に分かれる。

坂田
食堂とやらに突っ込みたく気持ちは分からなくないが、さすがの俺がいたところで、数で勝負されたら勝ち目がねぇ。

楠木
ならチーム分けだ。

楠木
本来ならアンダープリズンの関係者である、俺と中嶋が別々になるべきだが、坂田の扱いとなると、0.5係のほうが長けてる。

中嶋
となると、俺と楠木さんでチームを組んで、残りでもうひとチームですかね。

中嶋
坂田がいる分、人数も多い方がいいですから。

坂田
俺は化け物扱いかよ?

坂田
まぁ、このチーム分けが一番やりやすいけどな。

楠木
で、ここからどうする?

坂田
アンダープリズンの構造は、お前らのほうが知ってるだろ?

坂田
とりあえず、一通り調べておきてぇな。

坂田
解放軍の戦力が分散している可能性もあるしよ。

楠木
食堂以外にも戦力が隠れていると思うとゾッとするが。

中嶋
構造的に三層階は機械室やらシステム制御室みたいな管理関連の部屋が多いですね。

中嶋
あそこなら迷いはしないし、0.5係でも調べることができるでしょう。

中嶋
我々は、仕事場である一層階から、生活スペースの二層階まで調べてしまいますか。

楠木
あぁ、とりあえず一通り調べて合流だな。

楠木
ここで1時間後に落ち合う――ということでどうだ?

坂田
悪くねぇ、今から一時間後となると、あれが――飯前のチャイムだな。

楠木
お前からはそういうふうに聞こえるのか。

楠木
あれは一応、表向きは終業の合図なんだよ。

楠木
当番を残して、他の連中はご帰宅する時間だ。

楠木
まぁ、帰るって言っても住居スペースにな。

坂田
なんだよ、あれ――全部飯を知らせるチャイムじゃねぇのかよ。

中嶋
残念ながら違いますねぇ。

縁
じゃあ、終業のチャイムが鳴る頃に、ここに集合でいいですね?

話がまとまりそうでまとまらないため、口を挟んでしまう縁。
坂田
なんでもいいから早く行こうぜぇ。

坂田
あんなとこにいると、体が鈍って仕方ねぇんだよなぁ。

中嶋
では、蛍の光で集合ということで。

双方、落ち合う時間を決めて手分けをすることになる。
中嶋
それじゃ、色々な意味でお気をつけて。

縁
えぇ、そちらも。

坂田
なんかあいつ、余計なこと言ってなかったか?

坂田
俺みたいな善人を引っ張り出して、何が危険だってんだよ。

尾崎
坂田――冗談でも、それは無理があるっす。

こうして、状況を打破するための反撃の狼煙が打ち上げられたのであった。
坂田
くっくっくっくっ……面白くなってきたじゃねぇか。

坂田
まずは甘シャリ探すぞ。

坂田
甘いもんに飢えてんだよ。

フリーダムな坂田を同行させることが、果たして吉と出るか凶と出るか。