あれから1週間がたっただろうか………
白石はいつになっても目を覚まさない
藍沢
なぁ緋山
緋山
ん?
藍沢
白石はまだい、生きてるんだよな?
緋山
当たり前じゃん、赤ちゃんと共に生きてるよ
藍沢
だよな
緋山
どうして?
藍沢
俺って1人で子育てできるかな
緋山
藍沢は立派なお父さんじゃん
藍沢
そうだよな
藤川
まだ1週間もあるじゃん!そんなにネガティブに考えてたらほんとに起きないぞ?
そこへ冴島が来た
冴島
白石先生の事ですからきっと大丈夫
藍沢
だよな
緋山
白石は今藍沢と赤ちゃんのために頑張って生きようとしてる
藤川
そうだよ
緋山
ねぇ!白石!起きてよ……
冴島
起きてくださいよ、あなたがいなかったら救命回りませんよ?
藍沢
そうだよ
みんなは一生懸命白石に声をかけた
でも返事はない………
藍沢
なんで恵が……
緋山
運だよ、ほら藍沢だって告白しようとした時ヘリ要請が来たでしょ
藍沢
そうだな
それからまた4日くらいがたっただろうか
未だに目を覚ましていない
その顔はまるで笑っているようだった
もちろん苦しそうな顔にも見える
藍沢
恵、そろそろ起きてくれ
緋山
あと3日だよ?
藍沢
あぁ
緋山
赤ちゃんのこと考えといてね、まだ普通は産まれてない時期だから
藍沢
あぁ、なあ緋山
緋山
ん?
藍沢
もし俺だけで子育て出来なかったら手伝ってくれるか?
緋山
うん
藍沢
ありがとう
藍沢
俺は最低な父親だな
緋山
そんなことないよ
藤川
そうだよ、俺よりも最高な父親だよ
冴島
そうですよ、白石先生も藍沢先生と結婚出来て幸せだと思いますよ
藍沢
そうか……
藍沢
恵起きろよ
その時藍沢の涙が白石の頬に落ちた
次回もお楽しみに







