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令奈
階段を駆け下りる速度が速くなる
令奈
あと少ししたら校門の前…
令奈
身だしなみと呼吸を整えて
何気にないフリをする。
べ、べつに友達を待ってるだけだから…！
何気なく携帯をいじる
令奈
令奈
木下先輩
友達方
うう、かっこいいなぁ…
めぐ
令奈
そんな私の淡い青春は
伝える事もできずに最終日を迎えたのでした。
-------------卒業式-------------
後輩方
校門の前
見送る轍の中
ずっと言えなかった言葉を胸に
令奈
令奈
駆け寄る女子の中、私もその1人として加わって
切に願った幼い気持ちをぶつけた。
木下先輩
そう、きっと意識もされてない
きっと風景の一部でしかない
のに…
木下先輩
差し出された銀色のボタンに
胸の奥がズンｯと痛んで
涙が堪えきれず、何も言葉にならない
令奈
令奈
令奈
木下先輩
令奈
令奈
言わなくちゃ…
令奈
伝えなきゃいけない…
のに…
令奈
令奈
私の言葉は宙を舞った。
木下先輩
令奈
木下先輩
木下先輩
令奈
木下先輩
令奈
木下先輩
令奈
木下先輩
木下先輩
令奈
木下先輩
令奈
令奈
木下先輩
令奈
木下先輩
令奈
木下先輩
アオハル
僕らの2.5m先の恋の話…。
