テラーノベル
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irxs nmmn 注意 主従関係 宝石要素,暴力表現,年齢操作があります Ⅱ×Ⅴ IV,Ⅴ,Ⅱ→人間 Ⅰ,Ⅲ,VI→宝石 苦手な方、地雷がある方はご注意ください
目を覚ますと今にも死にそうな大人が居て驚いた
繋がれた手。身じろぐと直ぐに抱き締められる。
不安だから離れるな。そんなことを言いたげな背中に腕を回し、しがみつく
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義眼を取り外す前に強い力で手首を掴まれる
傷付き、今にも泣きそうな顔。 手首を握る手は微かに震えている
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握られたことに過敏に反応してしまっただけ。まだ人に触れられるのには慣れない
大人しくしていないと罰を受ける その罰は話し合いや「ごめんなさい」では逃れられない
短い時間で知ったことはこの二つ。 それとは別にもう一つ分かったことがあった
彼には逆らってはいけない。
逆らったら最後何をされるか分からない
目の前のお兄さんも信用していいのか まだ分からない、警戒を怠るな。
気を許して痛い目に合う阿呆にはなりたくない
そう思ったのは五年前のことだ。
お母さんは酒癖が悪い人だった
昼から酒を飲んでは寝るのが日課で、 洗濯や料理、掃除等の家事は俺がすることが普通だった
人は誰かに“普通“を押し付けないと正常になれない。
「母さん」そう呼んだ日には頬を叩かれた。貴方の母親ではないという言葉が返されるだけ。
「父さん」なんて日は、怪訝な顔で頬を叩かれた。
この家庭は普通じゃない。十二になるまでこの可笑しさに気付けなかった。
出て行ってやろうか。俺が居ない方が幸せなら消えてやろうか
Ⅴ
ひたすらに走った。行く宛ても無いのに行き場を探して親から逃げた。
たかが子供の家出。金も持っていない 親に管理され自由を持って居ない子供は直ぐに捕まる
連れ戻されてからのことはよく覚えていない。
母さんにご近所さんに息子が居ないと知られたら私の立場がなくなると、自分のことしか考えていなかった。
父さんは不要な子供は学校なんて余計な刺激を与える所には行かせず、外に出さない方がいいと判断した
結局自分達のことしか考えていなかった
納戸に押し込まれて飯を与えずに鎖に繋いで子供を監禁した。
児童虐待、育児放棄。両方行われると 脳が正常に働かない
脳が痺れる。監禁されると脳が痺れる。普通を求めるあまり人格が壊れる
Ⅴ
鎖に繋がれた以上助けを求めることも逃げることも叶わない。
一年目は身体を嬲られるだけだった。 それならまだ耐えられた
Ⅴ
耳障り。無能。そんな暴言を言われ続けると脳が痺れる
身体が痛みに麻痺する。正常に動くことが出来ない
呼吸が出来なくなる前に首を絞めていた手を離される
Ⅴ
呼吸を整える。唾液と血液が口から溢れる。息苦しい、気持ちが悪い
Ⅴ
二年目、暴力だけでは足りなかったのか、薬物投与されることが増えた
身体が言うことを効かなくなるのをいいことに日に日に薬の量は増えていった。
窓の外を眺めていると、母親がいつもの薬を持ってくる
少し気持ちが楽になる薬。子供はそう言われると親の言うことを聞く
体が動かなくなると分かっているのに、薬の依存性に逆らえない
Ⅴ
Ⅴ
三年目、画鋲を口にする機会が増えた。
食事の代わりに出される画鋲。飲み込むと口内に血液の味が広がる
何も食べていない腹に画鋲を入れても、腹は満たされない
それなのに画鋲を飲み込む手が止められない。きっと画鋲に塗布されている薬のせいだろう
四年目、身動きも取れない、言葉も喋ることがままならない子供を捨てる時が来た
監禁されたのは暑い夏の日で着ている服は薄く破れやすい。母親に捨てられたのは、寒い冬の日だった
寒さで震える手を引っ張って無理矢理外に連れ出される
後の流れは…知っての通り…
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Ⅴ
頭上から優しい声が聞こえて顔を上げる。哀れみの目で俺に手を差し伸べる
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拾われてすぐに連れて行かれたのは近くの小さな病院。
検査をある程度受けて通されたのはお兄さんが居る待合室。
診断書片手にやってきた医師は怪訝な顔で椅子に座り、診断書をお兄さんに渡す
診断書を受け取ったお兄さんは怒りに満ちた顔で俺の髪を優しく撫でた
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喉を撫でられて頬を緩ませ、頬擦りをするとお兄さんは頬を緩めた。
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“後処理“。穢らわしい物を全て排除する。そう言われてもいまいちピンと来ない
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Ⅱ
再度頭を優しく撫でる。病室に案内する看護師は暖かい視線を向けて微笑む
お兄さんと一緒に居るだけで兄弟だと思われてしまうらしい。だからなのだろうか、看護師は優しく微笑む
病室について直ぐにある程度の食事を与えられる。
Ⅱ
お兄さんは頭を撫でるとベットから離れる
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食事をしない様子を見て呆れつつも、席に座り直して食事を口元に当てる。
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Ⅱ
口に入れられた錠剤を拒否することなく飲み込む。
何度が咀嚼して飲み込むと満足そうに頭を撫でられる
Ⅱ
眠気が体を襲う中、お兄さんはそれだけを告げて病室を後にした
家に帰るといつもの様に甘ったるい声が聞こえてくる
IV
宿題をしていたのを中断して、僕の所に駆け寄ってそのまま抱き着く
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IV
Ⅱ
IV
Ⅱ
IV
いつもの薬を飲んだら直ぐに眠る子供の頭を撫でるのが日常
子供のお守りをするのが正常なんだ。 この生活からこの子から離れられない
薬物を抜いて家に連れて帰った子供はまだまだ警戒心が強い。
Ⅱ
Ⅴ
用意した食事を口にせず小さく蹲っては身体を震わせる。
Ⅱ
Ⅱ
Ⅴ
正常を求めては脳が痺れる。薬物を抜いても体は薬を、快楽を欲する
とろんとした瞳で薬を強請る子供の頭を撫でて薬を飲ませる
Ⅱ
傷だらけの身体を引いてベットに寝かし付ける。やだと駄々をこねはしなが、何回か頭を撫でると直ぐに寝息を立てた。
Ⅱ
子供の頭を撫でるのが当たり前で僕の“正常“だった
Ⅱ
小さな体が覆い被さる。薬を欲しているのか目の焦点があっていない
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Ⅱ
Ⅱ
手を伸ばして子供の口元に触れる。嬉しそうに頬を緩める
嬉しそうな子供の口元に薬当てる。 嬉しそうに受け取って口に含む
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Ⅴ
嬉しそうに飲むものだから余分な薬を与えたくなる
どうせ後で吐かせるのだからいいだろうと軽い気持ちで薬を与えた
数時間飲んだ後、顔面蒼白にした子供は腹を抑え、気持ち悪そうに口元を抑える
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Ⅴ
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Ⅴ
Ⅱ
気持ち悪そうに口元を抑える子供の背を撫でる。この件をきっかけに薬を止めてくれればいいんだけど。
Ⅱ
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Ⅱ
薬以外にふわっとする快楽なら与えることが出来る
Ⅴ
逃げようとする腰を掴むと、口付けから逃げようと腰を浮かせる。逃がさないように頭を抑えて唇を重ねる
唇を当てて口付けをするだけで気持ちよさそうに頬を緩める。
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Ⅱ
首筋に腕を回してもう一度と強請る。 幼い子供に…あんまりしたくないけど…
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Ⅱ
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Ⅱ
Ⅱ
首を絞めた時の表情。薬に悶えて限界まで薬を服用して吐く表情がどうにも忘れられない。
癖に刺さった。そう言えばいいんだろうか……あの顔が脳に媚びりついて離れない
Ⅱ
喉元に手をかけて首を絞める。ギリギリと締まる音。苦しそうに嗚咽を漏らす声
その顔にそそられる。頬が勝手に緩んで首を絞める力を強める
この時猫の飼育と躾に楽しむ自分に恐怖心を抱いた。
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