君の彼氏になりたいとか言えない、

俺がトイレから帰ってきたら

はるはソファでぐっすり寝てた

俺の服を着てからちょっとぶかっとしてて

それに首周りの広がりのいい服だから

チラッと見える胸元が

とか言いながら我慢できずに頬にキスする俺、

帰って欲しくないけど

どうせはるは12時には帰るんだよ、

俺の服を着て

本当はずっと持ってて欲しい

なんなら毎日来て欲しい

でも、ツンデレがやっぱり邪魔してくる

俺が起きたのは朝の4時

自分の肌に温もりを感じたから

普段は全然起きない俺

でも、触れたことのある温もりに目を覚ました

手には合鍵

俺が、昔においでって言って渡した鍵

俺の手の上に乗せたもう片方の手

もし、今勇気が出たら

冗談でも言ってやろうかな、

コソッと『好き』って