天使と悪魔

💙へ__。 君がこの手紙を見てるということは、私はもうこの世には居ないでしょう。 何も言わずに居なくなってごめんね。 でももう限界、生きてられない。 毎日好きな人を想い出しちゃう。 忘れられないの。 いや、忘れたくないのかも、笑 それで私思ったの。 死ねば好きな人に会えるし、奇病も治る 一石二鳥じゃない？笑 💙に会えなくなるのは…寂しいけど… でも、もう決めたの。 だから、私が居なくなっても泣かないでね。 今までありがとう。 また来世で逢おうね。 大好きだよ。 咲より__。

そこには、涙が乾いた跡があった。

あれから約1年経った。 僕は咲の事を忘れた日はない。

そして、もう少しで僕の誕生日だ。 17歳になるんだよ

咲が居なくなったからというもの、僕は虐められることが多くなった。

相談をしようとしたら脅される。 反抗したら殴られる。 少しでも声をあげたら蹴られる。 それも、誰もいない廊下の隅で、怪我をしない程度に。

友達なんてできなかった。

症状もどんどん酷くなっていた。

🐿🦟も…沢山した

🐿🦟する度に、先生に怒られて、何回も、何回も謝って。 毎回「何やってんだろ」って思う。

でも辞められないよ。 だってこれしかないんだもん。 僕にはこれしかないの。 誰もわかってくれないの。

そして僕は今日もまた、カッターを握る。

気、気まずい…