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拝啓 黄色い花の君へ
ー注意事項ー 恋愛系(?)が見たい人は多分読まない方がいいです
君はいつも笑顔を絶やさない
笑顔しか見たことないくらいに。
こちらも自然と笑顔になってくる
花のようなその笑顔
僕はその笑顔が好き。
いつまでもその笑顔が消えませんように
君は黄色い髪色
『太陽の光の色』と比喩されるような色で
絵にも写真にも残らない幻みたい
花のように太陽を浴びた色
僕はその色が好き。
いつまでもその色が色褪せませんように
僕は君の幼なじみ
この2つは昔から変わらない君の
君だけの良いところ
君のいいところなんて上げていたら きりがない
君は花が好き
でもそれより好きなのは花言葉
君に合う花言葉を調べてみたこともある
少し、物知りになったみたいな感じで 楽しかった
でも僕は知っている
君はその髪色が嫌だったこと
誰から遺伝したのかわからないその色が。
でも僕は知っている
その笑顔は誤魔化すためのもの
「心配させたくなかったから」? 「せめて の前では笑顔で」?
今更知ったよ 本当の意味を
君が特に好きだったのは黄色のユリ
色別に存在する花言葉
君が知らないはずがない
最後に見た君は一番綺麗だった
屋上へ向かう君の後を追って、
舞い散る青薔薇の花弁
息を呑んで ずっとその瞬間に浸ってた
現実に戻ったときには君はもういなかった
今日も一人ぼっちの墓石の前に 一人の少年が 花を置きに来る
ユリがあたり一面に 花を咲かせている
そのユリの色は____?
その目に写っていたのは、 シロツメクサだったらしい