1人も欠けることなく共に居よう

٩(๑≧∀≦๑)وgo!

影山が死んだ

知ったのは数日前の朝のニュース

影山の死を知った時､慌てながらも及川に電話をし､ニュースを見るよう促した

電話越しだったが及川が信じられないと思っていることなどわかりきっていた

その後学校へ行くと､及川は来ていなかった

流石にまずいと思い､俺は学校を早退して及川の家へ行った

案の定家に着くと､普段のおちゃらけたあいつはいなかった

かと言って試合中の雰囲気とも違う

ただひたすらに､影山の死を受け止めきれず､何故､どうして…そう悩んでいる及川が居た

だがそれは､警察が来て､犯人を知らされたことで変わった

犯人が自分のファンだったのだから

しかも反抗理由が及川にとって影山が邪魔だったからとか…バカだろそいつ

確かに及川は影山を嫌った態度をとっていたが

邪魔などと思ったことは一度もないことを俺は知っている

ただ自分の気持ちの整理ができてねぇだけだ

…それからと言うもの､及川の様子がおかしくなった

ま､好きな奴を自分のファンだった奴に殺されたのだ

自分をせいで､だとかなんだの自分を責めに責めてるんだろう

だかこいつの様子を見る限り､まだ自分が影山を好きなんだと気づいてないんだろう

だが､気づいたから気づいたで今の現状…及川の取ろうとする行動は目に見えてわかる

…きっと耐えらんねぇ

影山の居ない世界は､こいつにとってつまらない､価値のない世界だろうから

気づいたんだな

こいつと影山が笑い合ってんのを傍で見守りてぇ

ハイばいキュー