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Shota

今日これで終わり?

Ryota

……だね、時間的にはもう無いかな。

Shota

やったーやっと寝れる……。

俺達は依頼を終わらせ、たった今帰ってきたばかり。

Shota

(さっさと風呂入って寝よ……。)

そう思っていた、その時だった。

Koji

しょっぴー!!舘さん!!

Ryota

?、

Ryota

康二、どうしたの?

Shota

何、Gでも出た?

Koji

んな呑気な事言うてる場合ちゃうて!!

Koji

照兄居らんねん!!

Shota

……は?

Ryota

え、照が……?

Koji

事務所のどこ探しても居らへんねん、!

Shota

っ!!

俺はすぐさま事務所へ入った。

Shota

照!!

照の部屋はもぬけの殻で、閑古鳥が 鳴いていた。

だが、荒らされた形跡も戦闘した形跡も 何も無く、ただ綺麗な状態だった。

Shota

……、

Ryota

荒らされてないって事は……。

Shota

……照自身が1人でどっかに出かけた……?

Koji

え、

Ryota

……行くよ。

Koji

わ、分かった、

Hikaru

っは、はぁ、っはぁ、っ、

Hikaru

ここ、だよな……。

Hikaru

(舘さん達に何も連絡せず来ちゃったけど……多分見つかったら俺怒られるな……。)

Hikaru

(でも、これだけは、)

Hikaru

(これだけは、どうしても譲れない……。)

「本当に1人で来ちゃったんだ。」

Hikaru

!、

Hikaru

本当……?

Hikaru

本当に、"ふっか"……?

Tatuya

うん、本当だよ。

Tatuya

久しぶりだね、照。

Hikaru

っ、なんで、

Hikaru

ふっか、死んだ……ハズでしょ、?

Tatuya

……酷いなー照は。

Tatuya

せっかく親友が生きてたのに、俺にかける言葉それなの?笑

Hikaru

っだ、だって!!

Hikaru

俺を、助けて、

Tatuya

……まぁ、あれは俺も死んだと思った。

俺は、高校生の時にとある友達が 出来た。

Hikaru

ふっか!

Tatuya

んー?

Hikaru

おりゃっ!

Tatuya

うわっ!

Hikaru

ふっかびしょびしょ〜笑

Tatuya

やったな照ー!

Hikaru

ちょ、量多いって!笑

Tatuya

倍返しだ!!

彼は「深澤辰哉」という名前だから、 俺は「ふっか」と呼んでいた。

彼はよくモテた。 「夜中の深澤の電話は出るな」という噂 も立つほどに。

それに面白くて、如何にも男子高校生 って感じの男だった。

そんな彼と俺は、親友と呼べるほどの 仲の良い関係だった。

……けど、そんなある日のこと。

Hikaru

あーおもしろ笑笑

Tatuya

もー着替え無いんだけど笑

Hikaru

それは俺もだって笑

俺とふっかは海に遊びに来ていた。

……その時だった。

「みゃお!みゃお!」

Hikaru

ん?

猫の様な鳴き声が背後から聞こえた。

振り返ってみれば、子猫が波にさらわれて戻れなくなっている姿がそこにあった。

Tatuya

あれって……、

Hikaru

助けないと、!

Tatuya

え、ちょっ!

Hikaru

(波が、強いっ、)

子猫を抱き抱えたは良いものの、 俺まで波にさらわれてしまったのだ。

Hikaru

(このままじゃ、おれも、この子、も、)

その時……。

背後から服をガシリ、と掴まれる 感触があった。

Hikaru

!?、

後ろを振り返る暇も無く、俺の体は どんどんと上へ上がっていく。

……だが、

Hikaru

けほっげほ、!!

気付けば、俺は砂浜で横になっていた。

どうやら、気を失ってしまったらしい。

Hikaru

(あれ、おれ……、)

「みゃお、」

腕の中で子猫の鳴き声がした。

Hikaru

!、

Hikaru

良かった、生きてたんだ、

俺はすぐにその子を放すと、元気に 走り去っていった。

……だけど。

Hikaru

……あれ、ふっか……?

親友だけが、何処にも居なかった。

Hikaru

ふっか?どこ?

その時、俺はある物を見つける。

Hikaru

…………!、

Hikaru

は、

Hikaru

嘘……だろ、

片足だけ残った靴。

それは、俺がふっかに誕生日プレゼントとしてあげた物。

Hikaru

……ふっ、か……?

その後、俺は通行人に発見され病院へと 運ばれた。

警察にもふっかの事は伝わり、何ヶ月も捜索されたが見つかる事は無かった。

Tatuya

気が付いたら知らない所に居たんだよね。

Tatuya

ま、簡単に言えば俺は生きてたって訳。

Hikaru

……よかった、

Hikaru

ふっかが、生きててくれて、

Tatuya

…………まぁ、でも。

Tatuya

俺、照の事殺さないといけないんだよねぇ。

Hikaru

……え?

その瞬間、乾いた音と共に左頬を何かが掠める。

Tatuya

……俺も、照と同じ闇の人間でさ。

Tatuya

俺にとって照は敵。

Tatuya

せっかく再会した所悪いんだけど、俺の為に死んでくれない?

Hikaru

は、

Hikaru

え……ふっか……?

Tatuya

俺マフィアのボスだからさ……。

Tatuya

マフィア界のボスの座は、奪い合わないといけないでしょ?

Hikaru

っ!!

そして再び……乾いた音が鳴り響く。

Tatuya

じゃあね、照。

Hikaru

ふっか、

マフィアパロディ

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152

コメント

2

ユーザー

続き楽しみにしてます!!めちゃくちゃ面白いです!笑

ユーザー

えーー💦 待ってやばすぎる展開😆 神展開すぎる😭 かつての親友が同等のマフィアのボスだったなんて💦 続き楽しみに待ってます😊

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