🐥
お母さん行ってくるね、
お母さん
行くってジミン、そんな体で何処に行くって言うの?
🐥
やだな、僕元気だよ…w
お母さん
嘘おっしゃい……、
お母さん
昨日の夜だって咳き込んでろくに寝れてないんでしょう……?
🐥
大丈夫……、それに自分の薬代位自分で稼がないと…w
お母さん
そんな事ジミンは気にしないで良いから、ねっ、無理しないで横になってて……。
🐥
お母さん本当に大丈夫だから……
🐥
無理なんてして無いから……、
🐥
僕もぅ行くよ……。
お母さん
あっ、待ってジミン……!!
止める母さんの声を無視して家を出た。
小さな街の小さな家、
そこが僕の生まれた所。
元々裕福何かじゃなかったけど、
優しい母さんに、
親切な街の人、
愉快な友達に囲まれて、
それなりに幸せだった。
だけど……
ちっちゃな棘が刺さった見たいに、
病気が僕の身体を蝕んでいった…、
僕の治療に……、
薬に……、
目に見えてひっ迫して行く生活。
そして昼も夜も働き詰めで、
笑顔の美しい母さんが、
自分のせいでボロボロになる姿が
見ていられなかった…
🐥
ゴホッゴホッ、
🐥
っ……はぁ、はぁ、
🐥
……っふー、薬代とか言って出てきたのに…
🐥
こんな僕に何ができるんだよっ……
🐥
これじゃただ母さんにまた心配をかけるだけじゃないか…(涙
何も出来ない自分が、悔しくて疎ましい。
いっその事一瞬で 消えてしまえれば良いのに。
そんな事を考えながら、
よろよろと歩いてると町外れの、
『忘れられた城』
の前まで来ていた事に気づく。
🐥
……ここは、
ジミン幼少期
お母さん
ジミン、貴方は可愛いから絶対に忘れられた城には近ずいちゃ行けないよ!!
🐥
何で?
お母さん
あそこには醜い怪物が住んでいるんだよ、可愛い男の子は娘と間違えられて食べられてしまうんだ!!
お母さん
だから絶対に、近づいたらダメだよ!!
🐥
分かったよ、分かったけど僕は男の子だから女の子に何か間違えられないよ??
お母さん
それでもダメだよ!!
お母さん
可愛いジミンが怪物にって考えただけで、心配で……
🐥
分かったよ、行かない、行かないから友達と遊んで来ても良いでしょ…??
お母さん
本当によ?
お母さん
ちゃんと約束してね!!
🐥
も〜しつこいよw
🐥
分かった!!約束ねw
お母さん
よしっ、じゃあ元気いっぱい遊んでおいでw
🐥
うん!!行ってきまーす!!
🐥
忘れられた城だ……
ふと昔お母さんとした約束を 思い出すジミン。
🐥
怪物……、居るなら出て来て、
🐥
怖くて死ぬ事も出来ないんだ……、
🐥
だけど……、このままだと僕はお母さんを苦しめるだけなんだ。
🐥
だから居るなら出て来て僕を殺して…、
頑丈な鉄の門を両手で握り願う様に、 怪物が出るのを待つジミン。
🐥
……っ、
🐥
www
🐥
出てくるはず無いか……w
🐥
母さんの作り話だもんな……w
目にたまった涙を拭いながら、 その場を去ろうとした瞬間強い風が吹いた
NEXT⇒