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最高すぎて死んだ☆
オンニ天才?ん?天才?あ、神か!(
凄い感動しました( •̥ ˍ •̥ ) もうなんかねうん良かったです(((語彙力)))
「○○…月が綺麗ですね。」
俺は愛しの君にそう伝えた。
○○「ㅎㅎ…死んでもいいわ。」
君はそういい俺に微笑んだ。 その姿はとても可愛らしく強く抱きしめたいくらいだった。
俺は、その言葉が 最後だと思わなかった。
「○○、!」
君はなんの返事もなしに 道路の真ん中で横たわったまま。
「○○!!…しっかりしろ!」
何度も何度も声をかける。 やはり返事はない。
俺が…君を呼ばなかったら。
○○を車で引いた人が救急車に電話をし、俺に土下座をしながら謝り続ける。
腹が立った。 俺のせいでもある。だけど、…
そんな事を考えてるうちに救急車は○○と俺を乗せて病院に向かった。
何時間が経っただろ。
俺は手術室の前の長椅子に座り静かに祈る事しかできなかった。
すると、看護師の人が俺に○○さんは助からなかったとこう告げた。
その言葉を聞いた瞬間、意味がわからなかった。そんな俺にもう一度看護師が同じことを繰り返し言う。
「……………」
そんなはずはない。 ○○は…もう少し手を尽くしたら生きれるんじゃないのかとまで思った。
だが、事故の際…後頭部を強くぶつけた○○は即死だったらしい。
病院の人達が○○を病室まで運び 俺と○○の最後の時間をくれた。
「○○…」
俺は○○の頬に触れた。
その肌はまだ柔らかく綺麗な肌だった。だけど、君はもう温かくなかった。
「○○…ごめん。俺が…お前の名前を呼ばなかったら、」
もっと、愛せばよかった。 もっと、お出かけとかすればよかった。 もっと、素直になればよかった。
そんな事を思っていると涙が出て辛くなった。
冷たくなった君を抱きしめ泣いた。
君が隣にいなくなって1年が経った。
仕事が終わり家に帰る途中 ふと、空を見上げた。
夜空には満天の星が散らばって とても綺麗だった。
その星達の真ん中には君と前に見た 綺麗な明るい月があった。
○○みたいに綺麗で可愛らしい月。 俺を照らしてくれる月。
「月が綺麗ですね。」
そう言い残し、 俺は頬を濡らしながら家に帰った。